Research Project
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
急速進行性間質性肺炎(RPILD)合併する皮膚筋炎(CADM)は予後が非常に悪く、病態の解明並びに有効な治療法の開発が求められている。申請者は、III型IFNがCADMに合併するRPILDで高く、中でもIFN-l3が炎症性サイトカイン産生を誘導し、RPILDの病態に関与している可能性を見出した。そこで、本研究では、IFN-l3の受容体同定を含めたIFN-l3による炎症誘導機序の解明、IFN-l3発現マウスを作成してRPILDモデルマウスを構築しRPILD増悪機序の解明、IFN-l3を標的としたnanobody型の中和抗体を樹立し、IFN-l3中和抗体のRPILD治療効果について検証する。