Project/Area Number |
22H04164
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
1200:Educational technology-related
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Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
Akiyama Kazuhiro 早稲田大学, 高等学院, 高等学校教諭
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2023-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥450,000 (Direct Cost: ¥450,000)
Fiscal Year 2022: ¥450,000 (Direct Cost: ¥450,000)
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Keywords | 生体電位測定 / プログラミング教育 / 探究学習 / 理科実験教材 |
Outline of Research at the Start |
本研究では、動植物の生体電位を生徒自身の手で測定・検証可能な新たな理科実験教材の作出及びその効果検証を授業内で実践することを目的とする。研究材料には、ゲル電極及び導電性高分子ナノシートを活用し、筋肉や植物葉の生体電位を測定するための電極として用いる。従来のゲル電極による測定とナノシート電極という新たな材料による測定の差異や、測定に使用するデバイスやプログラムの作出を生徒自身が行えるよう工夫を凝らすことで、生徒の探究力や課題研究の向上に繋げられる理科実験教材の開発をおこなう。
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Outline of Final Research Achievements |
学習指導要領の改訂によって、情報教育の強化・探究学習の充実が教育現場で求められている。しかしながら、特に高校生用の情報教材や探究学習教材の研究は未だ発展途上であり、その授業内実践が圧倒的に不足しているのが現状である。 そこで、本研究では筋電位等の生体電位変化の測定技術を活用した新たな理科教材の開発を行い、授業実践を通して、生徒の科学的好奇心の向上並びに、理科と情報科目の教科横断的な探究学習につなぐことを目的とした。 実践の結果、本教材の一定の教育効果を確認したと同時に、生徒に身近な部活動等との組み合わせにより発展的な課題研究のテーマとして応用が可能となることが明らかとなった。更なる検証を重ねたい。
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Academic Significance and Societal Importance of the Research Achievements |
本研究の成果として、開発教材の実践による高校生の科学的好奇心の向上に加えて、探究学習への応用化が挙げられる。本教材の実践後、部活動(特に運動部)の活動内容や練習等と連動させることで、スポーツ科学分野の課題研究の推進につなげられる可能性を大いに秘めていると考えられる。このことから、本教材を適切に活用することによって、今後のスポーツ科学研究の推進に有用な人材育成につながるという社会的な意義があると考えられる。
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