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発生過程を自分の目で見る,イベリアトゲイモリの受精卵の固定・レジン包埋法の確立

Research Project

Project/Area Number 22H04179
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists

Allocation TypeSingle-year Grants
Review Section 1210:Science education-related
Research InstitutionTsuyama National College of Technology

Principal Investigator

Kobayashi Rumi  津山工業高等専門学校, 技術部, 技術職員

Project Period (FY) 2022-04-01 – 2023-03-31
Project Status Completed (Fiscal Year 2022)
Budget Amount *help
¥340,000 (Direct Cost: ¥340,000)
Fiscal Year 2022: ¥340,000 (Direct Cost: ¥340,000)
Keywordsイベリアトゲイモリ / 受精卵 / エポキシレジン / 標本 / 発生
Outline of Research at the Start

現在、生物分野を学ぶ学生にとって、発生について学び、受精卵の細胞の分化・形態形成を理解することは必須である。申請者は生物学の講義に関わり、学生がこれらへの興味や理解が薄いことに気付いた。これは受精卵の変化を教科書でしか見たことがないことが原因だと思われる。また受精卵は受精後 24 時間で劇的に変化するが、その観察のために学生を一晩中拘束することはできない。そこで、津山工業高等専門学校にてイベリアトゲイモリの人工授精を行ない、顕微鏡で観察できる各発生段階における受精卵の標本を作り、本物を観察させることで、学生にダイナミックな細胞の分化・形態形成について理解を促すことに着想した。

Outline of Final Research Achievements

この研究は、イベリアトゲイモリに人工授精をし各発生段階における受精卵の標本を作り、学生に本物の受精卵を観察させることでダイナミックな細胞の分化・形態形成について強く実感させることを目的としている。
イベリアトゲイモリはイモリ科において最大種であり、その卵も直径約1.2 ㎜と大きく観察しやすい受精卵の標本を作ることができる。またイモリは一度に多数の受精卵を準備できるため、この研究に向いている。発生が進むイベリアトゲイモリの受精卵を発生段階ごとに固定し、それらをアクセサリー作製に使われるポリウレタン系の透明レジンで立方体に包埋することで全方向から観察が可能な標本を作ることを試みた。

Academic Significance and Societal Importance of the Research Achievements

劇的に発生が進むイベリアトゲイモリの受精卵を発生段階ごとに4%PFA 固定しグリセリン置換を行ない保存し標本にした。エポキシレジンを立方体に成型するために3D プリンターにて型枠を作り標本作製に使用した。
立方体に成形した標本は屈折が起こらず目視で実際の大きさを観察することができた。また実体顕微鏡で観察を行なうと受精卵の質感やリアルな形状を観察することができた。観察をした学生からは「実際の受精卵はインパクトがあった」「卵割が目の前で繰り広げられているようだ」という意見があがった。研究の目的である発生に対する学生たちの興味を引き、ダイナミックな細胞の分化・形態形成への理解を促せたと感じられた。

Report

(2 results)
  • 2022 Annual Research Report   Final Research Report ( PDF )
  • Research Products

    (1 results)

All 2023

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] 発生過程を自分の目で見る, イベリアトゲイモリの受精卵の固定・レジン包埋法の確立2023

    • Author(s)
      小林るみ
    • Organizer
      第14回高専技術教育研究発表会in木更津
    • Related Report
      2022 Annual Research Report

URL: 

Published: 2022-04-19   Modified: 2024-01-30  

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