発達障害傾向のある患児が経験するイルネス・アンサーテンティ:包括支援に向けた検討
Project/Area Number |
22J40053
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Review Section |
Basic Section 10020:Educational psychology-related
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
石井 悠 東京大学, 大学院教育学研究科, 助教
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Project Period (FY) |
2022-04-22 – 2025-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,290,000 (Direct Cost: ¥3,300,000、Indirect Cost: ¥990,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
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Keywords | イルネス・アンサーテンティ / 入院 / 発達障害 / 小児 |
Outline of Research at the Start |
小児疾患を経験する子どもへの支援を考える上で,“イルネス・アンサーテンティ(Illness Uncertainty; 以下,IU)”という概念が注目されてきた。IUとは,病気や治療について個人が「わからない」と感じる状態のことを指す(Mishel, 1988; 1990)。これまでの研究では,自閉スペクトラム症などの発達障害傾向のある,本来であればより支援が必要とされる子どもについては検討されてこなかった。そこで本研究では,発達障害傾向のある子どものIUの様相やその発生機序,生涯発達的な影響を検討し,長期的・包括的支援を可能にするIU低減モデルの提案を試みる。
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Outline of Annual Research Achievements |
イルネス・アンサーテンティ(以下,IU)とは,病気や治療に関する情報の不足や過多により,個人が出来事を評価できない,もしくは結果を予測できず「わからない」と感じる状態のことを指す(Mishel, 1988)。IUが生涯を通じて子どもの発達に負の影響を及ぼし得ること,そのため,中長期的な視点に立った支援が必要であることが示されてきた。しかしながら,従来の研究は,身体的な疾患を有するものの,言語,認知,社会性などの精神発達においては定型発達である子どもを対象としており,自閉スペクトラム症などの発達障害傾向のある,本来であればより支援が必要とされる子どもについては,検討されてこなかった。 そこで本研究では,発達障害傾向のある子どものIUの様相やその発生機序,生涯発達的な影響を検討し,長期的・包括的支援を可能にするIU低減モデルの提案を試みた。具体的には1)様々な発達の凹凸に由来して生じうるIUの発生機序や発達的影響の解明,2)病院や地域(学校)の取り組みや認識の実態解明,3)多様な子どもの,リアルタイムでの入院中から退院後のIUの変化の様相・発生機序の解明を目指していた。
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Research Progress Status |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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Report
(1 results)
Research Products
(5 results)