Project/Area Number |
22K00288
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 02010:Japanese literature-related
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Research Institution | Yamagata University |
Principal Investigator |
森岡 卓司 山形大学, 人文社会科学部, 教授 (70369289)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥3,510,000 (Direct Cost: ¥2,700,000、Indirect Cost: ¥810,000)
Fiscal Year 2024: ¥390,000 (Direct Cost: ¥300,000、Indirect Cost: ¥90,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
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Keywords | 地方文化運動 / 地方文学運動 / 戦後日本文学 |
Outline of Research at the Start |
本研究は、1950年代から70年代に東北(山形)を起点として展開した地方文学運動の資料的調査を基礎とし、そこに示される引揚/帰国者、復員者の表象に着目しながら、地方表象の動態について複数の地域間での比較検討を行う。その上で、東北の地方文学運動において獲得されていた重層的な地方認識が、新たな〈日本〉の社会像をめぐる文化的言説の再編という同時代の全国的な動向とどのように切り結び、あるいは取り落されてきたのかを検証する。
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Outline of Annual Research Achievements |
東北を含む「地方」に言及しながら〈日本〉を表象する1950から70年代の言説の特質について、映像メディアなどの同時代的なモチーフを視野に入れながら明らかにする、という今年度の目的に即して、2022年9月16日、17日の両日、コラッセふくしま(福島市)を会場に、東北の美術史、写真史を専門とする講演者を招いて、次世代研究者ワークショップ「〈地方〉再考」を開催(共催)した。東北地方はもとより、東京、広島など全国の大学、大学院から70名に迫る来場参加者があり、オンラインでも40名近くが参加するという大規模な会合となった。会場では、1950年代から現代に至るまでの地方(東北)表象について、文学のみならず写真、演劇などの分野にもわたる、さまざまの議論がかわされた。 資料調査としては、全国学会に積極的に参加して情報交換を行うほか、青森県立美術館、青森近代文学館をはじめとした地方施設、関係者への訪問調査、図書館での調査などを通して、主として山形と青森の戦後開拓史と基地運動に関わる資料の収集につとめた。 その他にも、関連文献やイベントの解説記事を学会誌に執筆する、戦後地方文化運動、東北地方に取材した戦後文学作品など、本研究課題に関連する事項の事典解説を複数書籍に執筆する、地方表象に関わる展覧会に参加し一般向けの報告記事を地元紙に執筆するなどしたが、論文の形での研究成果公表については次年度に持ち越す結果となった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
研究会を開催する他、調査旅行や学会出張を含む資料調査など、申請時点の計画書に記載した内容に即した活動を行い、資料的な成果もあがったが、成果として論文等にまとめて発表するには至らず、これを次年度の課題としたことで、「やや送れている」の評価とした。次年度を期したい。
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Strategy for Future Research Activity |
公開の研究会開催を続けるほかに、より専門的な知識を持った少人数の研究者によるクローズドな研究報告会を立ち上げ、密な情報交換につとめることとする。資料調査については、インタビュイーに予定していた対象者に事情が生じ実施に困難が見込まれるため、この代替策を検討し、場合によっては文献調査によって補う必要がある。
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Report
(1 results)
Research Products
(4 results)
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[Book] 坂口安吾大事典2022
Author(s)
安藤宏・大原祐治・十重田裕一(編集代表)
Total Pages
828
Publisher
勉誠出版
ISBN
9784585200796
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