Project/Area Number |
22K00751
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 02100:Foreign language education-related
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Research Institution | Osaka University of Commerce |
Principal Investigator |
三山 寿紀 大阪商業大学, 総合経営学部, 助教 (40845301)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥2,470,000 (Direct Cost: ¥1,900,000、Indirect Cost: ¥570,000)
Fiscal Year 2024: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2023: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2022: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
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Keywords | 英文法 / アニメーション / 動画 / 教材 / 多様性 / ユバーサルデザイン / ユニバーサルデザイン / 英語教育 / 英文法解説 / アニメーション動画教材 |
Outline of Research at the Start |
近年、身体的、精神的な問題を抱える子どもの数は増加の一途を辿っている。そういった様々な支援を必要とする、より多くの子どもに自律的英語学習の機会を平等に与えるため、本研究では、基本英文法を解説するアニメーション教材の開発をめざす。これは同時に、教員の負担軽減にも貢献する。また、本研究を基に全国の教員が作成した教材が共有できる英語教育クラウドプラットフォーム構築の礎石となる研究でもある。
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Outline of Annual Research Achievements |
動画の内容や見せ方に関して、あまり教科書を意識した硬い内容よりも、ユーモアを含んだ内容の方がいいのではないかというフィードバックを多く得た。とくにADHDを有する学習者は集中力を維持することがかなり困難であるため、動画の見せ方はとても重要なものとなる。かといってユーモアに振り過ぎた場合、公的な教育機関での使用に困難をきたすことが十分に考えられるため、そのバランスを見極める作業が重要となる。内容や表現を再度考察し、楽しく視聴ができることにプライオリティを置き、初めから作成し直すこととした。 それに伴い、学習内容の見直しも測った。一つの単元について多くを解説することは、結局は視聴者(学習者)を遠ざける結果になる。そのため、例えば初級、中級、上級といった編成を行い、より対象を意識して構成を細分化させる必要があることが判明した。とくに関係代名詞などの難解な文法事項の解説は難しく、より楽しく、簡単な表現にすることに多くの時間と労力を要する。 音声に関しても、近年はかなり精度の高い音声アプリが作成されているが問題となるのは多言語対応である。現在使用のアプリは英語の音声精度がかなり高く、かなり自然な発声となっている。しかしながら、日本語音声の場合、その精度は極端に低下し、場合によってはかなり滑稽な日本語の発声になってしまう。他社の音声アプリにおいても、日本語での精度が高いものは英語の音声精度が低く、またその逆も然りである。この点をどうしていくかが今後の課題となっていくであろう。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
本務校での予期していなかった業務が増加したことに加え、教員不足により現場の中学、高校教員への負担が増加し、調査協力への余裕がなく、予定より大幅に調査に時間がかかってしまったためである。
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Strategy for Future Research Activity |
音声アプリの選定を行い、動画作成を進めていく。初級編が完成すれば学会等で発表を行う。また、「英語教育」などの教育関連の雑誌にも広報を広げていくことも考慮される。 最終的な動画視聴のプラットフォームも課題として残っている。現在はYoutubeで視聴可能であるが、Youtubeでのセキュリティは高くなく、高度な専門知識がなくとも動画の無断ダウンロードが可能であるため、広範囲での利用においては危険が伴うことを否定できない。また、評価やフィードバックシステムもプラットフォームに付随されていることが望ましく、今後の選定の基準となる。
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