Project/Area Number |
22K00772
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 02100:Foreign language education-related
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Research Institution | Showa Women's University |
Principal Investigator |
國分 有穂 昭和女子大学, 生活機構研究科, 准教授 (90645938)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2027-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥3,250,000 (Direct Cost: ¥2,500,000、Indirect Cost: ¥750,000)
Fiscal Year 2024: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
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Keywords | 基本動詞 / 定型表現 / 多義語 / プロトタイプ / 認知言語学 / アニメーション動画 / 英語教員養成 / 小学校英語教育 |
Outline of Research at the Start |
英語学習において、基本動詞は言語伝達において表現を豊かにするための最も強力なパターン生成装置のひとつであるが、日本人英語学習者にとって、基本動詞とその動詞を含む定型表現の習得が英語学習の大きな課題である。定型表現習得には、日本語訳の単純な暗記では難しいことは周知の事実である。一方、単語イメージや意味ネットワークに基づき、これをアニメーション動画などの視覚情報と併用し学習することにより、意味の長期的な記憶の保持、およびその再生を促す可能性がある。そこで本研究では、日本人英語学習者を対象に多義語である基本動詞とその定型表現の習得に着目した新たな語彙学習教材を開発し、語彙指導モデルを明らかにする。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、日本人英語学習者にとって習得困難な項目とされる基本動詞とその定型表現習得に着目し、日本人英語学習者が陥る単語暗記モデルを一新する、意味ネットワーク化を用いた新たな語彙学習モデルを提案・構築することを目的とする。学習者が基本動詞とその定型表現のイメージ・スキーマやプロトタイプを視覚認識できるようにすることにより、その単語の意味理解や意味の長期的な記憶、及びその再生を促す、アニメーション動画や映画を活用した語彙学習教材の開発を行い、その教育的効果を検証する。 当初は、2022年度12月2日より、研究代表者が産前産後の休暇、および育児休業を取得していたことに伴い、当該研究を中断しており2024年1月10日より研究を再開する予定であったが、育児休業の延長により、補助事業期間の延長承認申請を受け、2024年度4月より研究再開予定である。そのため、本年度は当該研究を中断しており、補助金を活用した研究活動を自粛していたため、研究実績はない。(研究中断期間:2022年12月2日~2024年3月31日)。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
本研究課題の進捗状況は、上述の通り、本年度は研究代表者の育児休暇に伴う研究中断期間であったが、研究期間を2026年度まで延長したため、おおむね順調に進展している。補助金を活用した調査の実施などは自粛したものの、研究代表者が英語教育や言語学関連の学会に積極的に参加し、本研究課題と直接的・間接的に関連のある研究に触れ、研究再開後に備え最新の理論や実践の研究動向を得るべく努力をし、基礎研究に注力した。
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Strategy for Future Research Activity |
上述の通り、2022年度12月より研究代表者の育児休業の取得のため本研究を中断していたが、2024年度に研究再開の予定である。研究再開後、(1) 包括的な文献研究や英語母語話者コーパス及び英語学習者コーパスにおける基本動詞の用例等を調査し比較・検討し言語分析を行う。(2) 基本動詞を選定・抽出し、適切な場面を設定の上、アニメーション動画や意味ネットワークを制作する。(3) 学習者の基本動詞や定型表現の使用実態を検証するため、語彙知識の深さや単語の使用を測定できる新たな受容・発表語彙知識テストを作成する。(4) 当該理論研究を丁寧に行った上で、実証研究を試みる。具体的には、小学校教員養成課程の授業の中で実施し、開発した教材の教育的効果を検証する。
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