Project/Area Number |
22K01426
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 07030:Economic statistics-related
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
廣瀬 雅代 九州大学, マス・フォア・インダストリ研究所, 助教 (30739199)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2027-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,030,000 (Direct Cost: ¥3,100,000、Indirect Cost: ¥930,000)
Fiscal Year 2026: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2025: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2024: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2023: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2022: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
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Keywords | 小地域推定 / 統計的開示制御 / 公的ミクロデータ / EBPM / 統計的推測法 |
Outline of Research at the Start |
証拠に基づく政策立案をEBPMと呼び, 礎となる根拠資料は様々な社会的課題への対策にも有用になりえる. 特に, 昨今の社会情勢に関する急激な変化は, 様々な社会問題の根底にも大きく影響をもたらしていると推察される. こうした背景において, 小領域ごとの信頼性の高い根拠資料を作成することは, 今後の丁寧な対策への計画立案に貢献しうる. 本研究では, 特にコロナ禍前後に焦点を当て, EBPMに向けた統計的推測法のさらなる発展可能性を探る.
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Outline of Annual Research Achievements |
2022年度は, EBPMに向けた, 信頼性の高い資料作成の礎となる理論的研究をメインに行った. まず, 1) 集計データを用いた小区分ごとの実態把握のための統計的推定法に関する研究を行った. 具体的には, 公的ミクロデータを用いた際にも乗率を考慮しながら貧困率などの割合推定に有用な手法を提案した. このように乗率を考慮することによって, 回収率なども考慮した統計的推測に結びつけることができる. 現在は提案法を用いて実際の公的ミクロデータに適用可能か吟味している状況である. この研究の途中経過は研究集会にて発表している. そして, 2)説明変数に測定誤差がある場合に対する平方根変換を目的変数とした経験的予測量とその予測誤差について理論的な共同研究を展開している. このような手法を考慮にすることで, コロナ禍の死亡数等の予測時に説明変数の方に測定誤差がある場合に対応可能となることが期待できる. また, 3) 公的統計で重要な問題と考えられる統計的開示制御の共同研究をさらに深めた. 具体的には, 統計的開示制御の分野で活用されるEwens model下での寸法指標に対する統計的精度のよい複数の推定量を構築した. そして, 数値実験とデータ解析によりそれらの有用性を比較した. しかし本研究で主に提案した推定量は, 計算機依存のものである. そのため, この先さらなる数値実験が必要になると考えられる. ちなみに, これまでの研究成果は学会にて報告している. さらに, 2022年度は, 他の分野で用いられる統計的手法の情報収集も行い, いくつかの手法の適用可能性を吟味した.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
過去に提案した有用な手法に対して, コロナ禍で問題になったと考えられる回収率や測定誤差を考慮に入れることができた. さらに, 現在は提案手法の公的ミクロデータへの適用可能性も吟味しながら, 論文化を考えている状況にある. さらに, EBPMのための, 信頼性の高い資料作りに関連する統計的開示制御の研究も進めることができた. しかしながら, 令和4年度は新型コロナウィルス感染拡大状況が完全に落ち着いたとは言えない状況にあった. 特に海外の研究者との共同研究はオンラインやメールで進めており, 想定していたより難しい部分もあり, 進捗に影響を与えたかもしれない.
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Strategy for Future Research Activity |
令和5年度以降も引き続き本研究目的である, 下記3点に基づいて統計的推測法のさらなる改善と発展可能性を探る予定である. 1. 公的ミクロデータ等を活用し, コロナ禍前後のデータの性質を確認する. また, 各分野において考えるべき指標について決定する. そして, 未回収を引き起こすメカニズムまで考慮に入れた既存の統計的推測法を公的ミクロデータに適用し, その適用可能性をも探る. 2. 既存の統計的推測法の発展可能性を見いだし, その理論的保証まで行う. 3. 上記2の手法を用いて, EBPMに関する小領域ごとの資料の作成・公表を試みる。その後, 改善した統計的推測法について他分野における貢献可能性を探る. さらに、さらなるEBPMに向けた統計的推測法の理論的発展可能性をも探る。 特に令和5年度以降は、新型コロナ感染拡大状況が比較的落ち着きを取り戻していることを受け、研究をより深く遂行するため、在外研究を行う予定である.
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Report
(1 results)
Research Products
(3 results)