Project/Area Number |
22K01728
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 07080:Business administration-related
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Research Institution | Tottori University of Environmental Studies |
Principal Investigator |
連 宜萍 公立鳥取環境大学, 経営学部, 准教授 (60649127)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥2,730,000 (Direct Cost: ¥2,100,000、Indirect Cost: ¥630,000)
Fiscal Year 2024: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2022: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
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Keywords | 自由貿易協定 / FTA / 海外直接投資 / FDI / 多国籍企業 / サプライチェーン / グローバル / 自由貿易 / 直接投資 / グローバル・サプライチェーン |
Outline of Research at the Start |
アジア太平洋地域において、FTAやEPAの交渉が盛んになり、多国籍企業はより低い関税率や製造コストを追求するために、国境を越えたグローバル・サプライチェーンの構築を進めている。しかし、近年、TPP /CPTPPから主要参加国の米国が離脱し、米中貿易戦が長期化し、調印済みのRCEPが発効に至らない問題等、FTAは揺らぎ始めている。本研究の目的は、FTAの揺らぎが多国籍企業の投資行動とサプライチェーンの構築に与える影響を明らかにすることである。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、繊維・衣服産業を事例に、FTAの揺らぎが企業の投資行動とサプライチェーンの構築に与える影響を解明することである。そのために、本研究は、①FTAの変更がFDIに与える影響の統計的検証、②繊維・衣服製造サプライチェーンの立地分布のサーベイ、③フィールド調査を通じた一次情報の獲得、④ネットワーク関係の分析という4つの研究課題を設定し進めている。 2023年度に主な研究実績は研究報告2件と海外調査2件ある。 前述の課題①の研究成果について、2023年5月に日本経済政策学会第80回全国大会(開催校中央大学)において、「自由貿易の揺らぎが海外直接投資に与える影響ー東アジア主要投資国からTPPとRCEPの加盟国へー」を題に研究報告を行った。 前述の課題③の研究成果について、2024年3月にICBEIT2024(開催地沖縄)において、「How do the conclusion of RCEP and the cancellation of EU's EBA affect the garment industries in Cambodia?」を題に研究報告を行った。 前述の課題③の研究調査について、2023年9月にカンボジア、2023年12月にベトナムの多国籍企業等に対してヒアリング調査を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
【第1課題】FTAの変動がFDIに与える影響の統計的検証について、既に研究結果を出しており、2023年5月21日に日本経済政策学会第80回全国大会(開催校: 中央大学)で研究発表を行った。現在ジャーナルへの投稿を準備している。 【第2課題】繊維・衣服製造サプライチェーンの立地分布について、企業の公開情報を入手しており、現在整理している。 【第3課題】フィールド調査を通じた一次情報の獲得について、既にカンボジアとベトナムに対して調査を済んでおり、今年度バングラデシュとインドネシアに対する調査の予約を取っており、実施を準備している。 【第4課題】組織間のネットワーク関係の分析について、研究計画の通りに今年度の後半から分析を始める。
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Strategy for Future Research Activity |
本研究で設定した4つの課題について、 第1課題は、既に分析結果を出している。 第2課題は、研究内容を整理している。 第3課題は、実施途中で、今年度バングラデシュとインドネシアの多国籍企業等に対して調査を実施する。 第4課題は、今年度の後半から実施する。
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