Project/Area Number |
22K02585
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 09040:Education on school subjects and primary/secondary education-related
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Research Institution | Gifu Shotoku Gakuen University |
Principal Investigator |
熊谷 慎太郎 岐阜聖徳学園大学, 教育学部, 講師 (80751015)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥3,900,000 (Direct Cost: ¥3,000,000、Indirect Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2025: ¥130,000 (Direct Cost: ¥100,000、Indirect Cost: ¥30,000)
Fiscal Year 2024: ¥130,000 (Direct Cost: ¥100,000、Indirect Cost: ¥30,000)
Fiscal Year 2023: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
Fiscal Year 2022: ¥3,120,000 (Direct Cost: ¥2,400,000、Indirect Cost: ¥720,000)
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Keywords | 倒立 / 恐怖心 / 肩甲骨 / 運動感覚 / 主観的感覚 / 器械運動 / マット運動 / 肩甲帯 / 肩甲上腕関節 |
Outline of Research at the Start |
器械運動を指導する教育現場では,倒立に関連した事故の発生が後を絶たない.これまでの研究で「どうなればよいか」という倒立の理想形は明らかになっている一方,「どうすれ ばそうできるか」という具体的な身体操作法は未解明である. 本研究では,運動感覚の変化(主観的変化)と倒立姿勢の変化(客観的変化)の双方から学習者の身体操作感を向上させ,倒立に対する「恐怖心」を緩和する指導法の開発を目的とする. 正しい倒立を行うために決定的な要因である肩周辺(主に肩甲上腕関節) の動かし方に着目し,段階的な指導を行うことで,身体操作感の向上と「恐怖心」の緩和に役立てることができる.
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究は,倒立時における安定した身体支持感覚を獲得するための肩甲骨の操作に関する集中的および段階的な反復練習が,学習者の倒立姿勢および倒立時の主観的感覚に与える影響を明らかにすることを目的とした. 本研究の対象とした49名の大学生のうち,36名を実験群,13名を統制群として設定した.両群とも8回の練習日を設け,実験群は肩甲骨操作に関する動きを含む倒立の練習を行い,統制群は倒立の練習のみで肩甲骨操作に関する動きは一切行わなかった.肩甲骨操作に関する練習の効果を検証するため,1回目の練習前と8回目の練習後に壁倒立を行い,各群における姿勢変化および運動感覚変化を調査した. その結果,どちらの群も練習の前後で壁倒立時の肩角度および腰角度に有意な変化は認められなかった.ただし,腰角度について,どちらの群も練習前後ともに腰角度が180度を超えて反った姿勢になっていたが,実験群は練習後の壁倒立でわずかに腰角度が減少し真っ直ぐな倒立姿勢に近づく変化がみられた.一方,主観的感覚に関して,統制群には有意な変化が認められなかったが,実験群は「恐怖心」「身体的負担感」「安定支持感」の全てが有意に改善した. さらに,重回帰分析の結果,「安定支持感」が大きく向上するほど「恐怖心」も有意に大きく減少することがわかった. 本研究の結果から,肩甲骨を適切に操作することで,学習者が倒立時に「自身の身体を安定して支えられる」と感じることができ,その安心感によって「恐怖心」が緩和されることが示唆された.「倒立」における「恐怖心」を緩和するためには,肩甲骨の適切な操作法を学び,そして自身の身体を安定して支えられるようになる必要がある.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
2023年度までに、予備的研究として大学生を対象として調査を計画しており、概ね計画通りに調査および分析、成果発表まで進んでいるため。 また、計画当初の仮説を支持する分析結果が得られているため。
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Strategy for Future Research Activity |
今後は、予備的研究で得られた知見を実際の教育現場(公立の中学校を予定)において実施する予定である. 時期的なことについて現在研究協力校と調整中であるが、順調にデータを収集することができれば、分析の経過を12月頃に学会で発表し,最終年度の論文執筆に向けて分析を進めていく.
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Report
(2 results)
Research Products
(3 results)