Project/Area Number |
22K02586
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 09040:Education on school subjects and primary/secondary education-related
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Research Institution | Doshisha University |
Principal Investigator |
田附 俊一 同志社大学, スポーツ健康科学部, 教授 (30197389)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2024: ¥390,000 (Direct Cost: ¥300,000、Indirect Cost: ¥90,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2022: ¥2,340,000 (Direct Cost: ¥1,800,000、Indirect Cost: ¥540,000)
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Keywords | 幼稚園 / 園児 / 日常教育活動 / 活動制限なし / 集団コミュニケーション / 定量評価 / 無線動態センサー / コミュニケーション / 活性化 / 運動遊び |
Outline of Research at the Start |
幼稚園の教育において,園児の様々なコミュニケーション発現の場の設定が指向されるが,コミュニケーション研究は,従来の研究方法の限界から,制限された実験条件による主観的定性評価として行われてきた.本研究は,無線動態センサを用い,従来,困難であった活動制限のない幼稚園の園児の遊びを含む日常の様々な教育活動の集団コミュニケーションを,情報伝達として定量評価し,①定量データと教諭の主観的評価,②毎月計測による集団としての縦断的定量評価,③自由な「遊び」と「習う」活動形態,④運動能力,⑤集中力から,幼稚園で園児のコミュニケーションを活性化する活動を明らかにすることを目的とする.
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究は,無線動態センサを用い,幼稚園で様々に日常活動する園児間および園児と教諭の,日常活動を制限しない集団コミュニケーションの因果関係を定量化 し,以下の項目から,園児のコミュニケーションを活性化する活動を明らかにすることを目的としている.1集団コミュニケーション因果関係量と教諭の主観的 評価:教育現場および,それを撮影したビデオ映像から得る教諭による行動観察の主観的評価と,コミュニケーション因果関係量の検討.2集団としての縦断的 評価:定期的にデータ計測を行い,発育や発達によるコミュニケーション因果関係量を,年次毎の変化から全体の傾向として行う縦断的定量評価.3「遊び」と 「習う」の横断的評価:園児の自由な「遊び」を中心に運動する教育と,指導者が「教え」― 園児が「習う」形態により運動する教育のコミュニケーション因 果関係量を検討する横断的定量評価.4運動能力:サーキット遊びの観察により,ボール投け能力を投フォームと正確性から,バランス能力を平均台を落下せず に移動した距離から,台へのよじ登り・台からの飛び降りをその高さから評価された運動能力とコミュニケーション因果関係量の検討.5集中力テスト:手続き が簡単な上,所要時間も約5分と短く,参加者に負担の少ないことからドイツをはじめ諸外国の小児科学,精神医学,そして,心理学の分野で使用頻度が高く, 高い信頼性,基準関連妥当性,構成概念妥当性,予測的妥当性が確認されている集中力テストを実施し,集中力とコミュニケーション因果関係量の検討を実施している. 2023年度は,当初の予定通り,幼稚園との共同研究として,研究対象である幼稚園の予定が合わない月を除き,月1回の9回データ収集を行った.特に,上記項目の1,2,4,5のデータが予定通りに収集できたので,分析に進んでいる.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
本研究を進めるのあたり分析する下記の5つの項目のうち,3を除く4つの項目で順調にデータ収集ができたため,研究は概ね順調に進んでいると考える. 1集団コミュニケーション因果関係量と教諭の主観的 評価:教育現場および,それを撮影したビデオ映像から得る教諭による行動観察の主観的評価と,コミュニケーション因果関係量の検討.2集団としての縦断的 評価:定期的にデータ計測を行い,発育や発達によるコミュニケーション因果関係量を,年次毎の変化から全体の傾向として行う縦断的定量評価.3「遊び」と 「習う」の横断的評価:園児の自由な「遊び」を中心に運動する教育と,指導者が「教え」― 園児が「習う」形態により運動する教育のコミュニケーション因 果関係量を検討する横断的定量評価.4運動能力:サーキット遊びの観察により,ボール投け能力を投フォームと正確性から,バランス能力を平均台を落下せず に移動した距離から,台へのよじ登り・台からの飛び降りをその高さから評価された運動能力とコミュニケーション因果関係量の検討.5集中力テスト:手続き が簡単な上,所要時間も約5分と短く,参加者に負担の少ないことからドイツをはじめ諸外国の小児科学,精神医学,そして,心理学の分野で使用頻度が高く, 高い信頼性,基準関連妥当性,構成概念妥当性,予測的妥当性が確認されている集中力テストを実施し,集中力とコミュニケーション因果関係量の検討を実施している.
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Strategy for Future Research Activity |
本研究を進めるのあたり分析する下記の5つの項目のうち,3を除く4つの項目は,今年度も研究対象の幼稚園の都合の合わない月を除き,9回データ収集の予定である.3は,4月と5月にデータ収集を行う予定である.収集したデータの分析も並行して行い,今年度内に研究成果の一部を学会で発表する予定である. 1集団コミュニケーション因果関係量と教諭の主観的 評価:教育現場および,それを撮影したビデオ映像から得る教諭による行動観察の主観的評価と,コミュニケーション因果関係量の検討.2集団としての縦断的 評価:定期的にデータ計測を行い,発育や発達によるコミュニケーション因果関係量を,年次毎の変化から全体の傾向として行う縦断的定量評価.3「遊び」と 「習う」の横断的評価:園児の自由な「遊び」を中心に運動する教育と,指導者が「教え」― 園児が「習う」形態により運動する教育のコミュニケーション因 果関係量を検討する横断的定量評価.4運動能力:サーキット遊びの観察により,ボール投け能力を投フォームと正確性から,バランス能力を平均台を落下せず に移動した距離から,台へのよじ登り・台からの飛び降りをその高さから評価された運動能力とコミュニケーション因果関係量の検討.5集中力テスト:手続き が簡単な上,所要時間も約5分と短く,参加者に負担の少ないことからドイツをはじめ諸外国の小児科学,精神医学,そして,心理学の分野で使用頻度が高く, 高い信頼性,基準関連妥当性,構成概念妥当性,予測的妥当性が確認されている集中力テストを実施し,集中力とコミュニケーション因果関係量の検討を実施している.
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