Project/Area Number |
22K02688
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
|
Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 09050:Tertiary education-related
|
Research Institution | Hokusei Gakuen University |
Principal Investigator |
西原 明希 北星学園大学, 社会福祉学部, 教授 (90634444)
|
Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
|
Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
|
Budget Amount *help |
¥3,640,000 (Direct Cost: ¥2,800,000、Indirect Cost: ¥840,000)
Fiscal Year 2024: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
|
Keywords | D&I / 留学 / 国際共修 / キャリア形成 / ダイバーシティ / 異文化コミュニケーション / プログラム開発 / D&I / インクルージョン / カリキュラム開発 |
Outline of Research at the Start |
本研究では、D&I(Diversity & Inclusion)分野に特化した大学の短期留学プログラム、およびオンライン国際共修(COIL)プログラムの効果分析を海外の研究者と協働で行う。具体的には、参加者がプログラム終了後にどのようなキャリア選択をし、それぞれの職場やコミュニティにおいて、多様性を活かした包摂的な社会の実現に向けてどのような行動をしているかを分析する。最終的に、行動変容に至る条件を明らかにし、効果的なD&I留学および国際共修プログラム開発のためのガイドラインを提示する。
|
Outline of Annual Research Achievements |
今年度はD&Iに特化した留学プログラム開発と実践を重点的に行った。昨年度第37回異文化コミュニケーション学会にて発表した「海外渡航プログラムが卒業後のキャリアに与える影響」からのデータをもとに、共同研究者Victoria Rawlings氏、Remy Low氏の協力を得てシドニー大学でD&Iプログラムを開発、実施した。対象学生は日本人学生、経済学部、社会福祉学部などの2年生17名である。帰国後にデータを収集し、対象学生の多様性への気づき・社会変革への意識の醸成の有無と傾向を探った。具体的な分析は来年度の作業となる。また新たにシドニー大学社会科学・人文科学先端研究所長のLee Wallace氏、同大学社会福祉学部ソーシャルワーク政策チーム主任Jioji Ravulo氏にも協力いただき、研究所が提供する複数のD&I推進プログラムの日本人大学生へのカスタマイズを試みた。具体的には現在研究所が開発中のD&Iボードゲーム「スクイグル」のテストプレイを行いフィードバックを得た。さらにオーストラリアの初等教育を対象とした性教育の教材開発組織Concent Labsの教員研修の中から、異業種が協働し起業の可能性を探るワークショップ、既成概念アートプロジェクト「クローク」、オーストラリア青少年服役者を対象とし実施されている居場所づくりワークショップなどを、日本人学生に体験してもらい、それぞれフィードバックを収集した。これらの実践の報告とその効果の考察は来年度の異文化コミュニケーション学会で発表を予定している。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
プログラム開発および実践が想定より時間を要し、データ収集と分析の時間を取ることができなかった。
|
Strategy for Future Research Activity |
2024年度は引き続きオーストラリア・シドニー大学のVictoria Rawlings氏とRemy Low氏との共同研究を継続する。
|