• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to previous page

Regulation of cell cycle-dependent microtubule dynamics by the Akt1-EB2/RP1 signaling pathway

Research Project

Project/Area Number 22K06134
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Allocation TypeMulti-year Fund
Section一般
Review Section Basic Section 43030:Functional biochemistry-related
Research InstitutionRikkyo University

Principal Investigator

樋口 麻衣子  立教大学, 理学部, 准教授 (30420235)

Project Period (FY) 2022-04-01 – 2025-03-31
Project Status Granted (Fiscal Year 2023)
Budget Amount *help
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Keywords微小管 / 細胞周期 / 紡錘体 / EB2/RP1 / Akt
Outline of Research at the Start

微小管は細胞周期の時期に応じてその構造を劇的に変化させ、全く異なる機能を発揮するが、間期からM期に移行するタイミングで、微小管の再編成が起こるメカニズムについてはほとんど明らかにされていない。本研究では、細胞周期依存的な微小管動態制御におけるEB2/RP1の機能の詳細を明らかにするためにまず[1]EB2/RP1の細胞内局在と細胞周期依存的な微小管動態制御の関係について明らかにし、さらに[2]Akt1とEB2の関係について明らかにすることを目指す。さらに、[1][2]から得られた知見をもとに[3]Akt1-EB2/RP1による細胞周期依存的な微小管動態制御について明らかにする予定である。

Outline of Annual Research Achievements

微小管は真核生物における主要な細胞骨格の一つで、間期においては中心体から伸びた微小管が細胞質に網目状のネットワークを形成し、細胞内輸送やオルガネラの配向の制御など、多様な役割を果たしている。一方、細胞が間期からM期へ移行する際には、細胞質の微小管ネットワークが素早く崩壊・消失し、代わりに、倍加した2つの中心体を両極とする紡錘体微小管が形成される。このように、微小管は細胞周期の時期に応じてその構造を劇的に変化させ、全く異なる機能を発揮するが、間期からM期へ移行するタイミングで、いかなるメカニズムで細胞質の微小管ネットワークが崩壊・消失するのかについては、ほとんど明らかになっていない。本研究では、PI3K-Akt経路が微小管結合分子EB2/RP1を介してM期移行に伴う微小管ネットワークの再編成を制御する可能性について検討を行った。微小管結合分子EB2/RP1はその機能がほとんど分かっていない分子であったが、研究代表者はこれまでにEB2/RP1がそのファミリー分子EB1とは異なり間期の細胞においては微小管全体に局在すること、また分裂期の細胞においては微小管に局在しないことを見出した。この結果より、EB2/RP1が細胞周期依存的にその局在を変化させる可能性を考えた。これまでに、間期の一部の細胞においてEB2/RP1が微小管上ではなく細胞質にドット状に局在することを見出しており、現在EB2/RP1がドット状に局在する意義とメカニズムについて検討を行なっている。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

EB2/RP1の局在と細胞周期の関係について検討を行うため、細胞周期同調実験を行なった。NIH 3T3細胞を、ダブルチミジンブロックによりG1/S期に同調させ、2回目のチミジンからリリースしたところ、比較的良好に細胞周期の同調を行うことが出来た。細胞周期の再開後のEB2/RP1の局在を調べたところ、G2期からM期の時期に、EB2/RP1が微小管上から消失し、ドット状の局在を示す細胞の割合が多くなることが分かった。また、EB2/RP1のドット状局在の正体を明らかにするため、細胞小器官のマーカー分子との共染色を行なったところ、EB2/RP1のドット状のシグナルはペルオキシソームマーカーであるPex14と共局在すること、また一部のEB2/RP1のドット状のシグナルはミトコンドリアマーカーであるTom20と共局在することが分かった。

Strategy for Future Research Activity

EB2/RP1の局在と細胞周期の関係についてさらに詳しく検討するため、蛍光分子でラベルしたEB2/RP1発現細胞のリアルタイム観察を行う。また、EB2/RP1が細胞周期依存的にドット状に局在するメカニズムについても検討を行う。具体的には、EB2/RP1の結合分子の網羅的解析を行い、EB2/RP1の局在制御分子を明らかにしたいと考えている。現在、EB2/RP1の結合分子の網羅的解析を行うために、EB2/RP1安定発現細胞株を作製中である。

Report

(2 results)
  • 2023 Research-status Report
  • 2022 Research-status Report
  • Research Products

    (1 results)

All 2022

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] 細胞周期依存的な微小管動態制御におけるEB2/RP1の役割の解析2022

    • Author(s)
      佐々木沢子、大西啓介、後藤由季子、樋口麻衣子
    • Organizer
      分子生物学会
    • Related Report
      2022 Research-status Report

URL: 

Published: 2022-04-19   Modified: 2024-12-25  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi