Project/Area Number |
22K07653
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 52040:Radiological sciences-related
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Research Institution | Kindai University |
Principal Investigator |
中松 清志 近畿大学, 医学部, 准教授 (80351633)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
藤田 貢 近畿大学, 医学部, 准教授 (40609997)
李 在俊 近畿大学, 大学病院, 専攻医 (40930409)
土井 啓至 近畿大学, 医学部, 講師 (50529047)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2024: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,820,000 (Direct Cost: ¥1,400,000、Indirect Cost: ¥420,000)
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Keywords | 放射線性脳壊死 / 脳腫瘍 / 悪性神経膠芽腫 |
Outline of Research at the Start |
放射線脳壊死に伴う浮腫の主因がVEGF であることが明らかとなっているが、それ以外に標的細胞/標的分子が同定されていない。本研究では放射線脳壊死に対する安定した実験系統を確立するため、①研究ツールが豊富なマウスにおける放射線脳壊死モデルの構築をする。②Sleeping Beauty トランスポゾン誘導型脳腫瘍マウスモデルを併用し、臨床像を再現したグリオーマ放射線脳壊死マウス実験モデルを構築する。 本研究が放射線脳壊死の病態解明・新規治療戦略の構築に繋がる可能性は高く、悪性脳腫瘍に対する吸収線量の増加や再照射のハードルを下げ、グリオーマ症例の更なる予後延長に繋がるものと期待できる。
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Outline of Annual Research Achievements |
研究代表者である中松は、膠芽腫に対する放射線治療の臨床的治療方針に取り組んでいる。膠芽腫を含むグリオーマは遺伝学的分類が進み、治療効果の予測がある程度可能になったが、これまでの臨床的治療成績は非常に悪く、近年ではTemozolomide以外に飛躍的な進歩は見られず、は抗VEGF抗体ベバシズマブによる治療が導入されたものの、治療終了後に壊死が再発する症例も多く、病態の全容解明と制御には至っていない。放射線治療では、照射回数と線量を減らす傾向にあるが、中松らは膠芽腫細胞の放射線生物学的特徴から、1回の照射線量を増やす試みを積極的に行っている。本年度は過去の照射症例を後視的に解析し、生存率と局所制御率を照射線量に応じて評価している。近年の研究では、脳放射線壊死組織内で慢性炎症状態が生じていることが示されている。中松らは共同研究者とともに、ヒト脳放射線壊死組織内で集積亢進しているM2マクロファージにおいて、B7-H3 (CD276)とB7-H5といった免疫抑制性分子の発現亢進を確認した。さらに、深層学習アルゴリズムを用いた病理組織解析システム(Cu-Cyto)による詳細な解析を行い、CD276発現細胞と同組織中の三次リンパ構造の発現頻度に正の相関があることを見出した。さらに本年度は過去に行った照射症例を後視的にまとめ生存率、局所の制御率を照射線量に応じて解析した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
AI 解析システムの学習 (教師あり/教師なし) が順調に進んでおり、臨床データについてはより詳細な解析が可能になりつつある。一方でマウスを用いた実験には部分的に苦慮している。全体としてはおおむね順調といえる。
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Strategy for Future Research Activity |
令和 6 年度以降は、脳放射線壊死症例から得られる臨床データおよび臨床検体を用い、上記で示された B7-H3 (CD276) および三次リンパ構造の発現頻度と予後および再発との関連解析を詳細に行う。また B7-H5 発現抑制実験については追従して行う予定である。
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