Project/Area Number |
22K07801
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 52040:Radiological sciences-related
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Research Institution | Nagoya City University |
Principal Investigator |
後藤 利彦 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 講師 (50596905)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2027-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,030,000 (Direct Cost: ¥3,100,000、Indirect Cost: ¥930,000)
Fiscal Year 2026: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2025: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2024: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2023: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2022: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
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Keywords | 心房細動 / 心不全 / PET / 心臓交感神経β受容体 / 交感神経 |
Outline of Research at the Start |
左室収縮能の低下(左室駆出率50%以下)を伴う安定した心不全症例(洞調律例約20例と心房細動症例約20例の合計約40例)を対象とする。心房細動は永続性心房細動症例を対象とする。これらにおいて、交感神経β受容体の(β1/β2非選択性)リガンドである[C11]CGP-12177をポジトロントレーサーとして用いた心臓PET検査を行い、定量化したβ受容体の密度を2群間で比較検討する。
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Outline of Annual Research Achievements |
心不全の約4割においては心房細動を併存し(心房細動併存心不全)、高齢化に伴いその激増が予想されている。これまで左室収縮能が低下した心不全においてβ遮断薬の生命予後改善効果は繰り返し証明されてきた。これは、心不全に伴う交感神経活性化の結果生じたβ受容体密度の低下を改善することがその機序とされる。しかし、最近になって心房細動併存心不全ではβ遮断薬の予後改善効果が認めらないことが明らかとなってきた。今後の症例の増加を考慮すれば、そのメカニズム解明は急務である。 本研究は心房細動併存心不全におけるβ受容体密度を定量することでβ遮断薬の可能性を評価し、新たな治療戦略の基盤に寄与することを目的としている。具体的には、心臓交感神経β受容体のリガンドである[C11]CGP-12177をもちいた心臓PET検査によりβ受容体密度の定量的評価を行うものである。 昨年度に引き続き、症例登録を行っている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
初年度は、コロナ禍およびウクライナ情勢などの世界的な複数の要因による物流の遅れのため、PET検査に必要な物品の準備に時間がかかり開始が遅れた。それを脱したところで、本年度においては、PET機器の調整が必要な状況が生じ、一定期間検査ができない時間が生じたため、やや遅れている。
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Strategy for Future Research Activity |
PET機器の調整も終了し、すでに一定のペースで検査を行えるようになったため、今後の推進には問題がないと判断している。
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