Search for MYC-related biomarkers for lung neuroendocrine neoplasms
Project/Area Number |
22K08288
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
|
Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 53030:Respiratory medicine-related
|
Research Institution | Kitasato University |
Principal Investigator |
猶木 克彦 北里大学, 医学部, 教授 (40265806)
|
Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
|
Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
|
Budget Amount *help |
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
|
Keywords | 肺癌 / 肺神経内分泌腫瘍 / MYC / バイオマーカー / 癌遺伝子 |
Outline of Research at the Start |
肺神経内分泌腫瘍は神経内分泌分化を示す肺腫瘍で、悪性度の高い小細胞癌、大細胞神経内分泌癌を含み予後不良である。小細胞肺癌では2018年から免疫チェックポイント阻害薬を含む複合免疫療法が標準治療となったが生存期間延長はわずかである。 本研究では、肺神経内分泌腫瘍において網羅的遺伝子異常検索、遺伝子発現解析、病理組織学的解析を組み合わせて治療反応性バイオマーカーおよび分子標的を探索し、特にMYCファミリー癌遺伝子に関連した高悪性度神経内分泌腫瘍の分類を行い、最適な治療戦略を確立することを目指す。
|
Outline of Annual Research Achievements |
肺神経内分泌肺腫瘍に関して検体収集を行うとともに、神経内分泌腫瘍の特徴をもった肺癌細胞株を用いた検討を行っている。MYCファミリー転写因子であるMYC、MYCL、MYCNに関して検討する方針とし、Cancer Cell Line Encyclopedia (CCLE) などのパブリックデータベースを用いて、肺癌細胞株におけるMYCファミリー転写因子発現および神経内分泌的特質に関して検討を行った。 MYCファミリー転写因子として、MYC、MYCL、MYCNが知られているが、MYCNは神経や神経内分泌組織に関連しており、これまで肺神経内分泌癌における役割は十分には明らかにされていない。このMYCNに関連した肺癌細胞株をパブリックデータベースを元に抽出し、MYCNが高発現である細胞株を複数入手した(NCI-H526,H2106、他)。これらの細胞株において、MYCNのノックダウンや過剰発現を行い、細胞増殖能など基礎的な特徴の検討を行っている。臨床検体に関しては、ChIP-seq 解析を行ってDNAメチル化に関してエピゲノム解析を行い検討している。 また、これまでの文献や研究をまとめて総説を発表し(【肺癌に対する薬物治療の最前線】小細胞肺癌の分子サブタイプ.医学のあゆみ287(7): 493-496, 2023)、本研究分野の現状を研究者へ紹介することに努めた。 引き続き、細胞株を用いて、MYCファミリー転写因子のノックダウンや過剰発現の系を確立し、肺神経内分泌癌におけるそれらの転写因子の重要性に関して検討していく。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
肺神経内分泌腫瘍に関して検体収集を行うとともに、in vitroの実験として、複数の肺神経内分泌癌細胞株を使用した検討を行っている。MYCNのノックダウンや過剰発現を行い、細胞増殖能など基礎的な特徴の検討を行っている。臨床検体に関しては、ChIP-seq 解析を行いDNAメチル化に関してエピゲノム解析を行い検討している。
|
Strategy for Future Research Activity |
引き続き、肺神経内分泌腫瘍の検体収集を行っていくとともに、複数の肺癌細胞株でのin vitroの実験系を進めていく。MYCファミリー転写因子であるMYC、MYCL、MYCNの関与が考えられる肺神経内分泌癌細胞株などを用いて、それらの癌遺伝子をノックダウンもしくは過剰発現した系での検討を行っていく。
|
Report
(2 results)
Research Products
(3 results)
-
-
-
[Presentation] 免疫療法における腫瘍微小環境と宿主要因:小細胞肺癌におけるDLL3発現による腫瘍微小環境とプラチナ併用化学療法+抗PD-L1阻害剤の有効性との関連.2023
Author(s)
白澤昌之, 吉田達哉, 白石航也, 柳下薫寛, 増田健, 新野祐樹, 大熊裕介, 松元祐司, 後藤悌, 堀之内秀仁, 猶木克彦, 土田敬明, 浜本隆二, 山本昇, 元井紀子, 河野隆志, 渡辺俊一, 大江裕一郎.
Organizer
第64回日本肺癌学会学術集会(ワークショップ6)
Related Report