Elucidation of the mechanism of periodontal tissue destruction by ACPA derived from patients with rheumatoid arthritis and periodontopathogenic bacteria-related proteins
Project/Area Number |
22K09983
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 57030:Conservative dentistry-related
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Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
應原 一久 広島大学, 医系科学研究科(歯), 助教 (80550425)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
庄子 幹郎 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(歯学系), 准教授 (10336175)
小澤 龍彦 富山大学, 学術研究部医学系, 准教授 (10432105)
平田 信太郎 広島大学, 病院(医), 教授 (90525461)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,290,000 (Direct Cost: ¥3,300,000、Indirect Cost: ¥990,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
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Keywords | 歯周炎 / 関節リウマチ / ACPA / 自己抗体 / 歯周病 / Porphyromonas gingivalis |
Outline of Research at the Start |
本研究課題では歯周炎の増悪に関節リウマチ(RA)で上昇する病原因子が関与している可能性に焦点を当てる。具体的には、シトルリン化タンパク質(CP)について、①RA患者で上昇している内因性CP(eCP)、Pgが生成するCP(pCP)、②これらと結合する自己抗体(anti-citrullinated peptide/protein antibody : ACPA)、③両者からなる免疫複合体が歯周組織の炎症、歯槽骨破壊に影響しているのかin vitro、in vivoで検討する。また、歯周炎患者歯周組織中のeCP、pCP量を測定し、歯周炎活動度、RA発症リスクの新たなマーカー構築を目指す。
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Outline of Annual Research Achievements |
これまでに歯周炎が全身疾患に悪影響を及ぼすことが明らかになり、歯周炎治療が健康寿命の延伸、QOLの向上に寄与するといったエビデンスが構築されてきた。関節リウマチ(RA)増悪には歯周炎(Porphyromonas gingivalis (Pg)感染)に関連する様々な病原因子が関与している。また、臨床的にRA治療が歯周炎臨床症状を改善するという報告があるがそのメカニズムは明らかにされていない。そこで、本研究課題では歯周炎の増悪にRAで上昇する病原因子が関与している可能性に焦点を当てる。具体的には、シトルリン化タンパク質(CP)について、①RA患者で上昇している内因性CP(eCP)、Pgが生成するCP(pCP)、②これらと結合する自己抗体(anti-citrullinated peptide/protein antibody : ACPA)、③両者からなる免疫複合体が歯周組織の炎症、歯槽骨破壊に影響しているのかin vitro、in vivoで検討する。また、歯周炎患者歯周組織中のeCP、pCP量を測定し、歯周炎活動度、RA発症リスクの新たなマーカー構築を目指す。本研究課題の成果から歯周炎の新規病態解明と、歯周炎治療の新規ターゲットの開発が期待できる。 本年度は免疫複合体が破骨細胞形成に影響しているのか、ACPA単独、ACPAとCPで形成される免疫複合体で検討したところ、ACPA単独でも破骨細胞分化が更新することがわかった。次年度も引き続きこのメカニズム解明を行う。また次年度予定している、SKGマウスの動物実験系の確立を行い、ACPAを歯周炎モデルマウスに投与することで、これまで明らかになっていた関節リウマチの増悪だけではなく、歯周炎による歯周組織破壊も亢進することを突き止める。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
本年度は主に、ACPA、ACPAとCPで形成される破骨細胞分化についてin vitroで検討した。ACPA単独でも破骨細胞分化が認められることから、そのメカニズムについて検討した。当初は免疫複合体のみで破骨細胞分化が亢進すると予想したが、抗体のみでの亢進は新規知見であり、実験系が単純であることからメカニズム解明の研究がスムーズに行えた。また、次年度予定している動物実験系の確立も進めることができたので、予定通りの研究が進行できると考えられる。
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Strategy for Future Research Activity |
次年度は、これまで進めてきたin vitroの研究に加えて、SKGマウスを用いた動物実験を予定している。ACPAを投与することで、通常の歯周炎モデルより歯周組織の破壊が亢進するか検討する。検討項目としては、歯周組織中の投与した抗体量をELISA法で定量したり、組織切片を蛍光免疫染色することで検討する。また、CPが実際に歯周組織に局在しているのか、歯肉溝滲出液(GCF)中、歯周外科時の余剰歯肉、血清中のCP定量、組織中の局在を検討する。さらに、現在広島大学病院リウマチ膠原病科と共同でRAと初めて診断された患者(ACPA陽性)について血清を採取している(E-1976)。この患者血清中のACPAについて、糖鎖抗原の種類についてLC/MS、二次元核磁気共鳴 (NMR) 分光法で解析する。さらに、ACPA修飾タイプと歯周炎臨床症状(PISA、歯周病原細菌血清抗体価)との相関を検討する。
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Report
(2 results)
Research Products
(21 results)
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[Presentation] porphyromonas gingivalis由来ジンジパイン抗体の歯周組織破壊への影響についての検討2022
Author(s)
田村 哲也、應原 一久, Ruoqi Zhai, 竹村 翼, 谷口 友梨, 濱本 結太, 藤森 良介, 加治屋 幹人, 松田 真司, 宗永 修一, 藤田 剛, 水野 智仁
Organizer
第65回 秋季日本歯周病学会学術大会
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