Project/Area Number |
22K10740
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
|
Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 58050:Fundamental of nursing-related
|
Research Institution | Kanto Gakuin University |
Principal Investigator |
吉見 早紀子 関東学院大学, 看護学部, 助教 (00813297)
|
Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2026-03-31
|
Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
|
Budget Amount *help |
¥2,080,000 (Direct Cost: ¥1,600,000、Indirect Cost: ¥480,000)
Fiscal Year 2025: ¥390,000 (Direct Cost: ¥300,000、Indirect Cost: ¥90,000)
Fiscal Year 2024: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2023: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
Fiscal Year 2022: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
|
Keywords | 職場いじめ / パワハラ / 職場内暴力 / パワーハラスメント / 看護職員間 / ハラスメント / 看護師 |
Outline of Research at the Start |
近年わが国では,職場いじめや嫌がらせ・パワーハラスメントが大きな社会問題となっている.これらは,労働者個人の健康を害するだけでなく、企業にとってもその労働環境を悪化させることから,喫緊の課題となっている. 職場いじめ・パワハラの問題はどの職場にも存在し,看護師が働く医療機関も例外ではない.このような問題は、離職や長期休業に繋がるだけでなく,看護の質低下や医療事故につながる危険性が高い. 本研究では,看護職員間でのいじめ・パワハラの実態を明らかにし,組織風土等との関連を調査する.また,被害を受けた看護師へのサポートの他,健康で安全な職場環境構築のため、実効性のある方策を検討する.
|
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は以下の3点である。①パワーハラスメントの実態と組織風土との関連を明らかにする。②職場いじめ・パワハラ被害を受けた際に報告・相談をした看護師の体験と、その際の看護管理者の支援を調査し、両者の視点から支援の実態を明らかにする。③上記から看護職員間でいじめ・パワハラを受けた看護師への効果的な支援方法を検討する。 職場いじめの実態と組織風土の関連として、NAQ-Rと、心理的安全性などの関連をアンケート調査で明らかにすることを検討していた。しかし近年、日本の文化には心理的安全性よりも心理社会的安全風土を醸成させる方が適しているのではないかという指摘がある。このため、組織風土を測定する尺度を再検討している。 さらに、組織風土などの環境要因と同時に、個人のもつ内面的な要因と、パワーハラスメントとの関連を併せて検討できるのではないかと考えている。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
海外と比較すると、そもそも国内での「職場いじめ」に関する研究が少ない。さらに、看護師を対象とした「職場内暴力」や「いじめ」に関する研究は、患者やその家族といった、医療職以外から受ける暴力に関する研究であった。同じ病院で働く職員からの暴力やハラスメント、いじめに関する研究においても、看護職員間に限定された先行研究はほとんどなく、海外での先行研究の文献を入手し文献検討するのに時間を要した。 さらに、海外で開発された尺度を用いるに際し、翻訳作業にも時間を要している。 また、パワーハラスメントと組織風土などの環境要因との関連だけでなく、個人の持つ内面的な要因との関連も併せて検討したいと考えており、質問紙調査の項目の検討に時間を要している。
|
Strategy for Future Research Activity |
次年度は、所属大学での倫理審査を経て、質問紙調査とインタビュー調査を同時に進めて行きたいと考えている。
|
Report
(2 results)
Research Products
(1 results)