Project/Area Number |
22K11074
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 58070:Lifelong developmental nursing-related
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Research Institution | Japanese Red Cross College of Nursing |
Principal Investigator |
加藤 千穂 日本赤十字看護大学, 看護学部, 准教授 (40789351)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
江藤 宏美 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(保健学科), 教授 (10213555)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,290,000 (Direct Cost: ¥3,300,000、Indirect Cost: ¥990,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2024: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
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Keywords | 妊婦 / 不眠症 / メンタルヘルス / 産後うつ病 / 睡眠障害 / 認知行動療法 / 睡眠 / CBT-I |
Outline of Research at the Start |
妊婦の睡眠障害は早産のリスクが高く、周産期メンタルヘルスとも密接に関連している。しかし、マイナートラブル(妊娠に伴って起こる不快な症状)として捉えられ、積極的な介入が行われていない。不眠症のための認知行動療法(CBT-I)は治療の第一選択として推奨され、米国ではオンラインアプリを用いたdigital CBT-Iの有効性が示されている。本研究は、妊娠期の女性がより簡便に継続して使用できる簡易版digital CBT-Iアプリを作成し、妊婦の睡眠障害に対する有効性を検討することを目的とする。妊婦の睡眠障害が改善されることにより早産などの周産期リスクの減少、産後うつ病の軽減に繋がることが期待される。
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Outline of Annual Research Achievements |
2023年度は予備研究として、妊娠期から産後の不眠症のスクリーニングを行いうつ病との関連を明らかにすること、およびうつ病の危険因子を明らかにすることを目的として横断調査を実施した。妊娠初期、中期、末期、産後1か月、産後4か月の計5時点でのWeb質問票調査を実施した。対象者はローリスク分娩を取り扱う産科施設もしくは市町村の4か月健診を受診した女性とした。調査項目は、背景因子を検討するための基本情報および不眠症とメンタルヘルスに関する質問で構成した。不眠症はアテネ不眠症尺度(AIS)、うつ病はエディンバラ産後うつ病自己評価票(EPDS)を使用した。その他の睡眠関連質問と、うつ病関連因子として孤独感尺度(TIL)、全般性不安障害尺度(GAD-7)を使用した。妊娠期から産後の各期を調整し、関連因子の強制投入法による二項ロジスティック回帰分析にて女性のうつ病の危険因子を検討した。妊娠期は147名、産後は176名が分析対象となった。妊娠期と産後の不眠症軽度以上の有病率は妊娠期52.4%、産後55.7%と有意差はみられなかった。妊娠期~産後の各期における不眠症の割合は、妊娠末期(58.5%)と産後1か月(68.4%)で高かった。多変量解析では、軽度以上の不眠症疑い[OR=3.55, 95%CI(1.80, 7.00)]および高い孤独感[OR=6.05, 95%CI(3.24, 11.30)]が、うつ病の危険因子となった。軽度以上の不眠症疑いの割合は、妊娠末期~産後1か月がピークであり、不眠症と孤独感は妊娠期から産後の女性のうつ病リスクを高めるため、メンタルヘルスへの早期介入のために重要な指標となることが示唆された。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
当初の計画では2023年度に妊婦向け簡易版digital CBT-I(アプリ)の開発を進める予定であったが、アプリ作成に向け妊婦の睡眠に関する予備調査が必要であり、横断調査にとどまった。
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Strategy for Future Research Activity |
2023年度の横断調査の結果を踏まえて、妊婦向け簡易版digital CBT-I(アプリ)の開発を進めていく予定である。
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