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地理空間情報を活用して住民の日常生活行動の概観を支援する学習教材の開発

Research Project

Project/Area Number 22K11250
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Allocation TypeMulti-year Fund
Section一般
Review Section Basic Section 58080:Gerontological nursing and community health nursing-related
Research InstitutionSt. Catherine University

Principal Investigator

齋藤 希望  聖カタリナ大学, 看護学部, 講師 (40749800)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 入野 了士  愛媛県立医療技術大学, 保健科学部, 准教授 (70634418)
Project Period (FY) 2022-04-01 – 2025-03-31
Project Status Granted (Fiscal Year 2023)
Budget Amount *help
¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2024: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
Fiscal Year 2023: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
Fiscal Year 2022: ¥260,000 (Direct Cost: ¥200,000、Indirect Cost: ¥60,000)
Keywords地理空間情報 / 地域アセスメント / 地理情報システム
Outline of Research at the Start

本研究では、地区住民の日常生活行動の概観を踏まえ、地区の強みと健康課題を見出し、効果的な地域保健活動の実践と展開につなげることを目指し、統計資料等の既存資料と地理空間情報の活用により地区住民の日常生活行動の効率的な概観を支援する学習教材を開発する。
具体的には、①地区住民の日常生活行動を概観するために必要な既存資料の種類・収集方法を検討・整理し、②既存資料を加工して地理空間情報とのリンケージ及びデータマッピングにて地理空間情報を活用した地区住民の日常生活行動を概観する方法を明らかにし、学習教材を開発し、③開発した教材を用いて保健師基礎教育課程における試行と評価を行う。

Outline of Annual Research Achievements

本研究の目的は①地区住民の日常生活行動を概観するために必要な既存資料の種類・収集方法、②地理空間情報を活用した地区住民の日常生活行動を概観する方法を明らかにし、①と②を基に作成した学習教材の試行と評価を通して、学習教材を開発することである。
2年目の2023年度は、国外における地域アセスメントにおける地理空間情報の活用状況を把握することを目的とした。どういった情報を収集しているのか、どのように情報を整理しているのか、情報の地理的規模はどうか、地理情報システムをどのように活用しているのか、という視点で海外文献の検討を行った。
地理空間情報システムの活用に関して、公衆衛生分野では「①空間的異質性、②空間的アクセシビリティ、③近隣効果、④小規模人口問題、⑤医療市場の区画化、⑥平等に向けた計画」という視点で対象住民の特徴を捉えていた。また、「健康行動と結果の地理的な変動性、医療市場における力の空間的な相互作用、環境や近隣効果、適切な地理的分析単位、効率と平等のバランスを目指したリソースの計画」という課題が述べられていた。
2022年度の国内文献の検討を踏まえて、地理空間情報システムの活用には「公衆衛生看護とGIS実践者の連携の必要性」「地理空間情報活用の可能性と実現性の検討」「地理空間情報のデータベース化」という課題が考えられた。また、地理空間情報システムには必ず小規模人口問題が発生する。そのため、地区の地理的規模によっては、地理空間情報システムを活用しない方法が必要であることも考えられた。今後、以上の内容を整理し、学会で発表する予定である。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

4: Progress in research has been delayed.

Reason

地域アセスメントにおける地理空間情報の活用状況および地区住民の日常生活行動を概観するために必要な既存資料について、既存資料の活用分野やデータサイズの整理に着手しているが、既存資料が多岐に渡り、文献内容の吟味とデータサイズの検討に予定以上の時間を要しており、教材開発のための具体的なデータベースの整理にいたっていない。このように現時点では計画で予定していた教材開発のための準備に着手できていない状況であるため、遅れているとした。

Strategy for Future Research Activity

現状を踏まえ、以下の方策で研究を進める予定である。
第一段階では、「地域アセスメントに必要なデータベースの構築」を目的とする。これまでの検討を踏まえ、資料の収集方法およびデータサイズを整理する。データサイズに応じた地理空間情報とリンケージを行い、地域アセスメントに必要なデータベースを構築する。
第二段階では、「地区踏査によるデータベースの改善」を目的とする。地理的規模が小さい地区では地理空間情報システムの利用が適切でないことが想定されるため、地区踏査を実施し、第一段階のデータベースと比較し、必要な情報と収集方法を追加する。地理的規模に応じて地域アセスメントが実施するために、実践的なデータベースへ改善する。
第三段階では、「データベースに基づく学習教材の開発」を目的とする。データベースに基づき、①データの収集、②データの加工、③地区踏査、④得た情報を統合した地域アセメントのプロセスを整理する。必要に応じて自治体に勤務する保健師および地域における住民リーダー等からヒアリングを行う。
①地域アセスメントに必要なデータの取得、②取得したデータサイズの加工、③データを踏まえた地域アセスメントの実施というプロセスによる地区住民の日常生活行動を外観するための学習教材を開発する。

Report

(2 results)
  • 2023 Research-status Report
  • 2022 Research-status Report
  • Research Products

    (1 results)

All 2022

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] 地域保健活動における地域診断での地理情報の活用に関する文献レビュー2022

    • Author(s)
      齋藤希望、入野了士
    • Organizer
      第42回日本看護科学学会学術集会
    • Related Report
      2022 Research-status Report

URL: 

Published: 2022-04-19   Modified: 2024-12-25  

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