都市型準限界集落等地域のソーシャルキャピタル醸成推進プログラム開発と社会実装研究
Project/Area Number |
22K11251
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 58080:Gerontological nursing and community health nursing-related
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Research Institution | St. Mary's College |
Principal Investigator |
眞崎 直子 聖マリア学院大学, 看護学部, 教授 (40548369)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
竹島 正 大正大学, 地域構想研究所, 教授 (20300957)
鈴木 寿則 仙台白百合女子大学, 人間学部, 教授 (20594097)
立森 久照 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 特任教授 (60342929)
三徳 和子 兵庫大学, 看護学部, 教授 (60351954)
田中 貴子 聖マリア学院大学, 看護学部, 助教 (30881081)
松原 みゆき 日本赤十字広島看護大学, 看護学部, 准教授 (20412356)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,030,000 (Direct Cost: ¥3,100,000、Indirect Cost: ¥930,000)
Fiscal Year 2024: ¥2,080,000 (Direct Cost: ¥1,600,000、Indirect Cost: ¥480,000)
Fiscal Year 2023: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
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Keywords | ソーシャルキャピタル / コーディネーター育成 / 都市型準限界集落 / フレイル予防 / フォーカスグループインタビュー / 社会実装研究 / 地域づくり / 保健事業評価 / 保健事業介護予防一体的実施事業 / KDBシステム / 介入研究 / 都市型準限界集落等地域 / 醸成推進人材育成 / プログラム開発評価 |
Outline of Research at the Start |
本研究は、都市型準限界集落等地域におけるソーシャルキャピタル醸成推進に関するプログラム開発と評価の社会実装研究である。①ソーシャルキャピタル醸成推進の人材育成を進める。②地域の健康課題を検討し、個別課題に関する解決から、健診・医療・介護データである国保データベースおよび空間疫学による分析から地域課題を可視化する。③地域住民および関係者とともに課題解決に向けた保健事業を展開することでデータによる評価を行い、その仕組みを構築する。なお、研究にあたり、個人情報やプライバシーに配慮した上で実施するよう事前に大学研究倫理審査委員会の承認を得て実施する。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、都市型準限界集落等地域におけるソーシャルキャピタル醸成を推進するコーディネーターを育成するプログラム開発を社会実装として実施することを目的とする研究である。 令和4年度は、実施計画に基づき、地域の国保データベースおよび町職員の全庁的フォーカスグループインタビューによりソーシャルキャピタル醸成支援プログラム構築を行い、地域での実装研究の基盤構築を行った。 令和5年度は、前年度に実施した大刀洗町をモデル地域として、健康課題を共有し、庁内全体で取り組むフォーカスグループインタビューの実施、併せて後期高齢者のフレイル予防活動を円滑に進める地域づくりを実施した結果を日本公衆衛生学会において、シンポジウムで成果報告を実施した。さらに、フォーカスグループインタビューについては、論文発表を実施した。また、日本看護科学学会では、交流集会において、これまでのソーシャルキャピタルコーディネーター育成の成果発表も行った。 以上により、多くの地域から問い合わせをいただき、ソーシャルキャピタルコーディネーター養成の機運が高まっていると感じている。 また、今後の展開としては、久留米市と協働で、ソーシャルキャピタル醸成を目指した全46校区での健康課題共有を地域のキーパーソンと図り、ソーシャルキャピタルコーディネーターの育成およびソーシャルキャピタル醸成を目指していく実装研究の予定である。併せて今後は、そういった地域全体の実施の推進を図るとともに地域全体の評価をどのように行っていくかを検討する予定である。さらに、学会等でこれらの取り組みを報告・共有し、さらに、各地域全体に広がっていくことを期待している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
令和4年度から大刀洗町をモデル地域として、福岡県後期高齢者医療広域連合の協力を得ながら実施している。令和5年度はその結果を日本公衆衛生学会でのシンポジウムで報告する中で、福岡県内外を問わず他地域から関心を寄せられ、全国的な他地域での実施の広がりを感じている。併せて、フォーカスグループインタビューについては、すでに論文化による成果報告を終えている。 今後はフレイル予防の仕組みづくりについて、論文化・公表を計画している。 さらに、令和6年度は、久留米市全46校区において、健康課題を共有し、地域のキーパーソンとともに地区担当保健師を中心に、住民と協働でソーシャルキャピタル醸成の展開を計画している。併せて、地域全体の効果的な実施・評価を検討している。加えて、国保データによる事業評価を目指している。 これらの結果を日本公衆衛生学会、看護科学学会で報告する予定である。
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Strategy for Future Research Activity |
令和6年度は、久留米市全46校区での健康課題の共有を地区担当保健師が中心となって実施し、地域住民のキーパーソンとともに取り組む予定である。 また、フレイル予防の仕組みづくりは論文化し、学術誌に発表予定である。 今後はソーシャルキャピタル醸成に向けた取り組み方法を可視化し、その実施・評価を行っていく。併せて、各地域でどのように取り組めばソーシャルキャピタル醸成を推進することが可能か、その方策および人材育成のあり方について、研究を進める予定である。 さらに、本研究での実施・評価を日本公衆衛生学会、看護科学学会等でのシンポジウム・交流集会を活用し、公表することで、他地域へ広げ、研究の推進を図っていく予定である。 また、国保データベースによる介入効果に関する研究を今後行っていく予定である。
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Report
(2 results)
Research Products
(5 results)