Project/Area Number |
22K11384
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 59010:Rehabilitation science-related
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Research Institution | Toyohashi Sozo University |
Principal Investigator |
横山 真吾 豊橋創造大学, 保健医療学部, 講師 (30706859)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,030,000 (Direct Cost: ¥3,100,000、Indirect Cost: ¥930,000)
Fiscal Year 2025: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2024: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2023: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
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Keywords | ICU-AW / 温熱刺激 / リハビリテーション / 体外衝撃波 / 筋衛星細胞 / ミトコンドリア |
Outline of Research at the Start |
本研究ではマウスを用いてICU-AWの病態を再現し,その病態形成に関わる新たな遺伝子について網羅的に検討する.また,回復過程に物理的刺激(温熱・体外衝撃波)を加え,ICU-AWからの回復促進に有効な治療法について明らかにする.組織学的・生化学的・分子生物学的解析により各物理的刺激がもたらす回復メカニズムについて多角的にも検討する.
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Outline of Annual Research Achievements |
ICU関連筋力低下(ICU-acquired weakness;ICU-AW)の病態には筋衛星細胞の不活化とミトコンドリア機能障害が関与していることが報告されている。一方、温熱刺激や体外衝撃波は筋衛星細胞を活性化し、ミトコンドリア機能を改善するはたらきを有することが報告されていることから、ICU-AWからの回復過程においてこれらの刺激を加えることでより効率的な治療が実施できるようになり、新規リハビリテーションプログラムを開発するための基礎資料となるものと考えられる。 2023年度はICU-AWの回復期間に温熱刺激を加える検討を行った。実験動物は8週齢のC57BL/6J雄性マウスとし、ICU-AWの状態を再現するために盲腸結紮穿刺術により敗血症を誘発した。その後、体重をモニタリングながら通常飼育を行い、体重が増加に転じた時点から1週間を回復期間と設定し温熱刺激(41℃ 60分)を3日に1回頻度で実施した。盲腸結紮穿刺術によりヒラメ筋と前脛骨筋の重量は低下し、その後のリカバリー期間で回復傾向を示した。しかし、温熱刺激を加えることでその回復が促進される結果は得られなかった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
本研究は4年計画で実施する予定であり、2023年はその2年目にあたる。当初の予定では温熱刺激が筋重量の回復を促進すると考えていたが、今回実施した条件ではそのような結果を得ることができなかった。今回と同様の刺激条件で実施した先行文献は通常飼育のマウスを対象としているため今回使用したマウスと至適条件が異なる可能性がある。温熱刺激の条件を検討する必要性が生じたため、やや遅れていると判断した。
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Strategy for Future Research Activity |
2023年度の成果により実験モデルは概ね確立できたものと考えている。今後は治療刺激(温熱・体外衝撃波)の条件を検討するとともに組織学的・分子生物学的解析により治療メカニズムの解明を進めていくいく予定である。
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