The study on the technological spin-off in the diversification strategy of the sports organization
Project/Area Number |
22K11487
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 59020:Sports sciences-related
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Research Institution | Mukogawa Women's University |
Principal Investigator |
久富 健治 武庫川女子大学, 健康・スポーツ科学部, 教授 (00280090)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥3,770,000 (Direct Cost: ¥2,900,000、Indirect Cost: ¥870,000)
Fiscal Year 2024: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,950,000 (Direct Cost: ¥1,500,000、Indirect Cost: ¥450,000)
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Keywords | スポーツテクノロジー / スピンオフ / 多角化戦略 / 支配的論理 / メンタルモデル |
Outline of Research at the Start |
スポーツは特定の身体行為をデフォルメ化しており、テクノロジーと結びつきやすい。スポーツで発達したテクノロジーがスポーツ以外の産業にスピンオフ(転用)されることがある。目的や行為が極度に先鋭化された軍事技術の民生技術へのスピンオフと似ている。本研究は、スポーツ組織(営利企業に限定)による多角化戦略の中で、テクノロジーがスポーツ以外の産業にスピンオフする戦略的要因について研究するものである。産業論的にスピンオフ現象を俯瞰するというより、個々のスポーツ組織による多角化戦略として行われる技術転用に研究の焦点を絞るところに特徴がある。イノベーションの苗床(可能態)としてのスポーツの社会的存在意義を示す。
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Outline of Annual Research Achievements |
2023年度の研究実績はおおむね次の通りである。 ①スポーツテクノロジーの他産業へのスピンオフ事例の収集が進んだこと。 ②本研究は先行研究が乏しいこともあり、他産業におけるテクノロジーのスピンオフ事例をも収集・研究することが必要である。そこで23年度はスポーツ産業に限定することなく、テクノロジーのスピンオフ事例の収集と研究に努め、その背後にある企業の経営的意思決定のあり方を探った。そのあたりは企業のドメイン変化として顕出すると思われ、スポーツビジネスへの応用も可能であるとの知見を得るに至った。ただし、2023年度は、文献収集と分析に追われ、論文として成果報告することができなかった。 ③今年度は、論文という形で成果を形にすることができなかったが、スポーツ関連技術の探索と抽出に関する手法を遅ればせながらほぼ習得できたので、特許関連ソフトウェアを有効に活用することが可能になっている。 ④また、研究を進めるうえでの理論的支柱として、技術経営論や哲学分野の技術論等の知見を活用できる条件が整ったと思われる。技術の社会的重要性にも関わらず、社会科学としての経営学においては技術を正面から扱っている先行研究は思うほど多くはない。経営学に属する申請者にとっては、そのような知識の壁が研究の支障になっていたことは確かである。工学や社会学・哲学等の関連領域の知見を習得することを並行して進める必要があるが、この点についてはかなり進んだと思うし、関連する学会にも加入することができた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
本年度は、テクノロジーのスピンオフをもたらす要因として、もっぱら企業の事業ドメインの変化に注目する一方で、スポーツ産業におけるテクノロジーのスピンオフの事例が少ないことから、他産業に目を転じてスピンオフ事例を収集することに努めた。そこから得られた知見をスポーツビジネスに応用し、なんらかの特徴や法則性を見出すことに努めた。このようにやや迂回する方向をとったため、テーマであるスポーツビジネスそのものの研究にやや手が回らなかった感がある。
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Strategy for Future Research Activity |
他産業におけるテクノロジーのスピンオフ事例から得られた知見をスポーツビジネスに応用する。その際、注意するべきはスポーツビジネスに固有ともいえる経営者のメンタル・モデル(世界観、価値観)である。スポーツは多様な言説や価値観をまとっており、そのことがスポーツビジネスの経営に影響を与えている可能性がある。スポーツを主軸に事業を行っている企業の中には、たとえ経済的にメリットがあっても、自社技術を他産業に転用しないことをあえて選択する企業がある。多角化戦略をとるには、資金的・組織的要因や市場的要因などの客観的要素のみならず、経営者のスポーツに関わるメンタル・モデルが影響している。特に中小企業にそのことがあてはまる。今後の研究においては、大手スポーツメーカーの事業ドメインの変遷のみならず、中小メーカーの経営者のメンタル・モデルと成長戦略の関係性の特徴を抽出する方向で研究を推進する。
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Report
(2 results)
Research Products
(1 results)