グローバルヒストリーにおける御真影と教育勅語の研究:米国の影響を中心に
Project/Area Number |
22K13205
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 03020:Japanese history-related
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Research Institution | Soka University |
Principal Investigator |
吉江 弘和 創価大学, 国際教養学部, 講師 (30816567)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2024: ¥260,000 (Direct Cost: ¥200,000、Indirect Cost: ¥60,000)
Fiscal Year 2023: ¥390,000 (Direct Cost: ¥300,000、Indirect Cost: ¥90,000)
Fiscal Year 2022: ¥390,000 (Direct Cost: ¥300,000、Indirect Cost: ¥90,000)
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Keywords | 御真影 / 教育勅語 / グローバルヒストリー / 天皇制 / 近現代日本史 |
Outline of Research at the Start |
本研究は近代天皇の公式な肖像画・写真である「御真影」と明治天皇の名の下に発せられた道徳律である「教育勅語」の史的役割の全体像を把握することを最終目的としている。とりわけ本研究は、米国の教育実践や思想がいかに日本国内での両対象物のあり方に影響を与えたのかを明らかにすることに焦点あてて両者の全体像解明に迫る。
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Outline of Annual Research Achievements |
明治維新(1868年)から敗戦(1945年)までの間に日本が経験した社会・政治の変動や戦争、また海外拡張の原動力として、天皇及び皇室の存在が注目されてきた。実際にどのように原動力となったのかを理解するために天皇の象徴である「教育勅語」と「御真影」の役割に筆者は焦点を当ててきた。そして若手研究として助成を受けている本研究では、海外、特にアメリカの指導者や教育者はそれらに対しどのような評価を行い、そしてそれがどのように日本での政策や教育実践の形成において寄与したのかを解明することが目的である。 以上の目的に鑑みて、初年度である2022年度は大きな成果を得ることができたと考える。まず初めに、米国に渡り関連施設(コロンビア大学図書館等)を訪問し資料の収集を行った。さらに2023年3月に開催されたアジア研究学会(ボストン)に参加し、本研究に関連する研究者数名と面会を行うことができた。また、本研究の成果を発表する機会をいくつか得た。例えば2022年10月にはアメリカのシラキュース大学で開催された東アジア研究学会に参加し、「Estranged Bedfellows of the Japanese Monarchy: History of the Imperial Portrait and the Imperial Rescript on Education」という題目で発表を行った。これら活動は、本研究を継続する地盤の構築につながると考える。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
コロナ禍にもかかわらず、所属大学等の支援もありおりよく渡米する機会を得た。そのため学会での発表や資料調査を遂行できたため。
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Strategy for Future Research Activity |
今後は初年度に培った研究活動の土台を活かし、研究の継続を行う。
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Report
(1 results)
Research Products
(1 results)