Media Exposure and Job-related Outcomes under the Remote Work Environment: An Investigation Using Behavioral Log Data
Project/Area Number |
22K18538
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Research Category |
Grant-in-Aid for Challenging Research (Exploratory)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Medium-sized Section 7:Economics, business administration, and related fields
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Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
竹内 規彦 早稲田大学, 商学学術院(経営管理研究科), 教授 (40387569)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
鄭 有希 早稲田大学, 社会科学総合学術院, 教授 (00468828)
竹内 真登 名古屋市立大学, 大学院経済学研究科, 准教授 (50805025)
中野 暁 明治学院大学, 経済学部, 講師 (20963135)
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Project Period (FY) |
2022-06-30 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥6,240,000 (Direct Cost: ¥4,800,000、Indirect Cost: ¥1,440,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2023: ¥2,210,000 (Direct Cost: ¥1,700,000、Indirect Cost: ¥510,000)
Fiscal Year 2022: ¥2,470,000 (Direct Cost: ¥1,900,000、Indirect Cost: ¥570,000)
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Keywords | HRM / リモートワーク / メディア接触行動 |
Outline of Research at the Start |
本研究では、マーケティングサイエンス分野のデータマイニング手法を応用し、就業者のリモートワーク時における「メディア接触行動」(ウェブサイト検索・閲覧、アプリ利用など)の分析と既存の調査研究手法とを統合したミクロの視点からのリモートワーク有効性に関する実証研究を行う。具体的には、①情報端末の利用履歴にもとづく行動ログデータと②調査による一定期間の心理測定データを同一の対象者から繰り返し収集し、リモートワーク時と非リモートワーク時での比較検討を行う。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、リモートワークでの勤務環境における個人の「メディア接触行動」(ウェブサイト検索・閲覧、アプリ利用など)と心理的要因(性格特性、仕事や組織特性に関する知覚など)がリモート環境での仕事の成果に与える影響を明らかにすることを目的とする。具体的には、①リモートワーク従事者と非リモートワーク従事者の個人間の比較(個人間差異)、②一個人のリモートワーク時と非リモートワーク時(出社・対面など)での時系列変化の検証(個人内差異)、及び③リモート環境におけるメディア接触行動と心理面の特徴が個人の職務態度・成果に与える効果検証の3つを2022~24年度の3年間で実施する計画である。 研究2年目にあたる2023年度は、主にデータ解析の基礎となるデータセットの成型と初期的なデータ解析を行った。データセット成型については、スマートフォンやPCなどでにおけるインターネット環境でのウェブページのアクセスログやアプリの使用履歴に関する膨大な行動ログデータについて整理する作業を行った。加えて、時系列で実施した定点観測調査データとのマッチングを行い、分析可能なデータセットの作成を行った。 さらに、本研究の②一個人のリモートワーク時と非リモートワーク時(出社・対面など)での時系列変化の検証(個人内差異)を実施するため、個人内で勤務形態(リモートワークvs. 非リモートワーク)に変化した場合に連動して変化する他の要因について、予備的な解析を実施した。 今後、データ解析をさらに進めることで、リモートワークが職務成果や創造性、ストレスに与える効果を詳細に検証する予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当初計画していたデータ収集も順調に行えており、解析結果も予備的なものではあるが、興味深い結果も得られている。本研究では、複雑かつ膨大なデータ構造をもつデータセットをうまく成形できるかが重要かつ困難な課題であったが、本年度にその課題をクリアできた。次年度の本格的な成果アウトプット化に向けた準備が整えられたという点で、順調に進展していると考えている。
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Strategy for Future Research Activity |
本研究は、理論・方法の両面で、文字通り「挑戦的」な研究ではあり、研究代表者・分担者が専門とする各分野でのより高度な知識やスキルが求められている。次年度も引き続き、分担者、研究協力者との間で緊密な連携をとりつつ、活動を進めていく方針である。
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Report
(2 results)
Research Products
(15 results)