Research Project
Grant-in-Aid for Challenging Research (Exploratory)
腸内フローラは体内から24時間365日何10年間に及び人体に作用し続けるにも関わらず、その研究の多くは、一過的な影響を計るものがほとんどである。そこで、申請者らは、長期に及ぶ遺伝子発現制御に関わるエピゲノム修飾に着眼して、2型糖尿病が招く血管障害に起因する合併症の誘発あるいは抑制に関わる腸内フローラの因子探索を行う。本研究で明らかにされる、腸内フローラ成分によるエピジェネティックな遺伝子スイッチのオン・オフ情報は、長期にわたる高血糖状態に起因する血管障害に、腸内フローラが如何に関連しているかについて初めて明らかにするものである。