Project/Area Number |
22KJ0406
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Project/Area Number (Other) |
22J11186 (2022)
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Multi-year Fund (2023) Single-year Grants (2022) |
Section | 国内 |
Review Section |
Basic Section 41020:Rural sociology and agricultural structure-related
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
大學 寛和 筑波大学, 理工情報生命学術院, 特別研究員(DC2)
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Project Period (FY) |
2023-03-08 – 2024-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
Fiscal Year 2023: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 2022: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | 農家民宿 / グリーン・ツーリズム / 農泊 / 観光ニーズ / 潜在ニーズ分析 / 経済効果分析 |
Outline of Research at the Start |
本研究では,グリーン・ツーリズムがもたらす地域経済への影響と,利用者がもつニーズを定量的に評価するとともに,ポスト・コロナ時代においてグリーン・ツーリズムが果たすべき役割を検討する。携帯電話の通信電波等から算出された位置情報(Mobile Positioning Data)や大規模オンライン調査,関連経営体に対するヒアリング調査を元に分析を実施する。分析結果はGISを用い地図上で可視化し,グリーン・ツーリズム市場の包括的な把握を可能にする。これらを通して,グリーン・ツーリズムの経営的,政策的な課題に対するインプリケーションを導出する。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究は,「農山漁村地域において,自然,文化,人々との交流を楽しむ滞在型の余暇活動」であるグリーン・ツーリズムを対象とした研究である。グリーン・ツーリズムは転換期にあり,農山漁村地域における持続的なビジネスを創出する地域振興策の一環として推進されている(近年では「農泊」と称される)。このグリーン・ツーリズムを地域振興策として推進していく上で「利用者のニーズ」や,「地域社会経済への効果」を評価することは重要である。本研究は複数手法を用いてこれらを解明し,グリーン・ツーリズムを包括的に把握することで,ポスト・コロナ時代のグリーン・ツーリズム経営の在り方や,証拠に基づく政策立案(EBPM)に資する知見を導出するものである。 本年度は,特に「利用者のニーズ」の評価として昨年度に日本で実施したオンライン調査の分析並びにとりまとめをメインに行った。Best Worst Scalingで評価した農山漁村地域における宿泊施設に対する選好を分析し,5月中旬の国際学会で口頭報告を実施した。また,同様の調査フレームを適応し台湾でもオンライン調査を実施し,比較研究として国際誌への投稿に向けて最終とりまとめを行っている。また,「地域社会経済への効果」についても,昨年度に国際学会で報告したMobile Positioning Dataとトラベルコスト法による研究を国際誌への投稿に向けて最終とりまとめを行っている。なお現在,同様のデータを機械学習等の新たな分析手法を適応し研究課題の更なる発展を目指している。
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