反芻家畜の視索前野キスペプチンニューロンに作用する新奇排卵制御因子の探索
Project/Area Number |
22KJ0686
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Project/Area Number (Other) |
21J22456 (2021-2022)
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Multi-year Fund (2023) Single-year Grants (2021-2022) |
Section | 国内 |
Review Section |
Basic Section 42010:Animal production science-related
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
大下 雪奈 東京大学, 農学生命科学研究科, 特別研究員(DC1)
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Project Period (FY) |
2023-03-08 – 2024-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
Fiscal Year 2023: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 2022: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 2021: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
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Keywords | 黄体形成ホルモン / 性腺刺激ホルモン放出ホルモン / キスペプチン / 反芻家畜 / 排卵障害 / 視床下部-下垂体-性腺軸 / キスペプチンニューロン |
Outline of Research at the Start |
哺乳類の繁殖機能は、視床下部からの性腺刺激ホルモン放出ホルモン (GnRH) 分泌および下垂体からの黄体形成ホルモン (LH) 分泌によって制御されている。本研究では、この繁殖中枢で働く新奇因子の探索により、繁殖中枢制御における新たな知見を得ることを目指している。本研究で同定した新奇ペプチドAはヤギおよびラットにおいてLHのパルス状分泌を抑制することが明らかになった。また抑制に働く神経経路の候補を、脳切片を用いた組織学的解析により明らかにした。今後この神経経路についてより詳細な解析を行う予定である。
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Outline of Annual Research Achievements |
哺乳類の生殖機能は、視床下部に存在するキスペプチンニューロンからのキスペプチン分泌、およびそれに続く性腺刺激ホルモン放出ホルモン(GnRH)分泌が下垂体からの黄体形成ホルモン(LH)の分泌を誘起することで制御されている。ヤギなどの反芻動物においてはキスペプチンニューロンは視索前野と弓状核の二箇所に分布し、それぞれLHのサージ状分泌とパルス状分泌を制御している。本研究では、繁殖中枢における機能が不明なペプチド・アドレノメデュリン(AM)について、LH分泌に及ぼす影響およびその作用経路を解明することを目指した。2022年度までの研究により、ラットにおいてAMはLHのサージ状分泌には影響しない一方でパルス状分泌を低下させる、さらにヤギにおいてもAMはLHのパルス状分泌を低下させることが明らかになった。さらに、ラットおよびヤギにおいて、AMは弓状核のキスペプチンニューロンとは異なる経路を介してLHのパルス状分泌抑制に寄与することが示唆された。したがって2023年度は、AMが弓状核キスペプチンニューロン以外の何らかの神経経路および下垂体ゴナドトロフへの直接的作用によりLH分泌を低下させるという仮説のもと、研究を進めた。ラットの脳実質にAMの局所投与を行いLH分泌への影響を検討した結果、AMを視床下部室傍核に投与した場合にLHのパルス状分泌が低下した。一方で、ラットの下垂体前葉細胞をAM添加培地中で初代培養した結果、GnRH刺激下でのLH分泌が低下した。以上より、AMは室傍核の神経経路および下垂体前葉細胞への影響を介してLH分泌抑制に寄与することが示唆された。また以上の成果を、Society for Endocrinologyにて発表した(2023年11月)。
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Report
(3 results)
Research Products
(6 results)
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[Journal Article] Identification and characterization of dystrophin-locus-derived testis-specific protein: A testis-specific gene within the intronic region of the rat dystrophin gene2024
Author(s)
Keitaro Yamanouchi, Shizuka Kato, Yukie Tanaka, Masanari Ikeda, Yukina Oshimo, Takanori Shiga, Kei Hatamoto, James Chambers, Takuya Imamura, Ryuji Hiramatsu, Kazuyuki Uchida, Fuko Matsuda, Takashi Matsuwaki, Tetsuya Kohsaka
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Journal Title
Journal of Reproduction and Development
Volume: 70
Issue: 2
Pages: 55-64
DOI
ISSN
0916-8818, 1348-4400
Related Report
Peer Reviewed / Open Access / Int'l Joint Research
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