Investigating the origin of the bursty star formation in sub-millimeter galaxies from the synergy between ALMA and Subaru.
Project/Area Number |
22KJ0821
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Project/Area Number (Other) |
22J11761 (2022)
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Multi-year Fund (2023) Single-year Grants (2022) |
Section | 国内 |
Review Section |
Basic Section 16010:Astronomy-related
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
三橋 一輝 東京大学, 理学系研究科, 特別研究員(DC2)
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Project Period (FY) |
2023-03-08 – 2024-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
Fiscal Year 2023: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 2022: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | 銀河形成 / 銀河進化 |
Outline of Research at the Start |
遠方宇宙に存在するサブミリ波銀河は、宇宙で最も活発な星形成を行う銀河であり、現在の大質量銀河の祖先であると考えられている。ゆえに、サブミリ波銀河の星形成について解明すれば、銀河がどのようにして質量を獲得したのか、という、銀河進化の重要な鍵に迫ることができる。本研究では、可視・近赤外望遠鏡のすばるやミリ波サブミリ波望遠鏡のアルマをはじめとする多波長観測から、多角的にサブミリ波銀河の爆発的星形成を調査する。サブミリ波銀河の周辺環境、サイズ、形態について、一般的な星形成銀河と比較することで、星形成を誘発する機構を解明することを目指す。
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Outline of Annual Research Achievements |
爆発的星形成のメカニズム解明には、一般的星形成銀河との比較による差異を発見することが肝要である。昨年度に引き続き、この一般的星形成銀河に対して、アルマ望遠鏡を用いたラージプログラムで得られたダスト連続波の観測データを用い、サイズや多波長スペクトルの解析を行い、これまでに得られているサブミリ波銀河の結果との比較を行った。これまで爆発的星形成銀河で見られていた銀河中心に集中した星形成活動と比較して、一般的星形成銀河はより銀河全体に広がった穏やかな星形成を行っていることが分かった。また、これらの結果について共同研究者との議論に基づき査読論文を投稿したほか、2つの国内・国際研究会で結果を発表し、多くの国内・国外の研究者と議論を重ねた。また、一般的星形成銀河の星形成率の推定に際し非常に重要なパラメータの一つであるダスト温度についての解析を新たに行い、高赤方偏移ほど出すと温度が高い傾向を統計的に示したほか、赤方偏移によるダスト温度の進化について議論し査読論文としてまとめて提出した。 昨年度は統計的なサブミリ波で明るいと予測される銀河の星形成率を見積もるための観測提案を行ったが、残念ながら採択されなかった。COSMOS領域でのサブミリ波銀河の環境調査に関しても、追加観測は昨年度採択されなかった。これらは引き続き来年度も再度観測提案を行う予定である。 また、サブミリ波で明るい銀河に対する近赤外での新たな知見を取り入れた論文や、一般的星形成銀河の環境・星間ガスの物理状態などに関する論文に積極的に参加した。
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Report
(2 results)
Research Products
(6 results)