モーフィング航空機の舵面・全機スケールにおける構造・空力・制御連成解析手法の構築
Project/Area Number |
22KJ0892
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Project/Area Number (Other) |
22J12948 (2022)
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Multi-year Fund (2023) Single-year Grants (2022) |
Section | 国内 |
Review Section |
Basic Section 24010:Aerospace engineering-related
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
曽根田 健輔 東京大学, 工学系研究科, 特別研究員(DC2)
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Project Period (FY) |
2023-03-08 – 2024-03-31
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Project Status |
Declined (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
Fiscal Year 2023: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 2022: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | モーフィング / 多分野連成 / 空力弾性 / 飛行制御 |
Outline of Research at the Start |
本研究では、低燃費・低騒音の環境適合性の高い航空機の実現を目指して、滑らかに翼形状を変化させるモーフィング技術を用いた航空機の舵面・全機の両スケールを考慮した構造・空力・制御連成解析技術を確立する。モーフィング構造の空力弾性変形に対応した舵面スケールでの構造・空力・制御連成解析モデルを構築し、さらに飛行モデルを連成させて全機スケールでの連成解析モデルへと拡張する。両スケールの解析モデルを風洞試験により妥当性検証した上で、多分野連成領域でのモーフィング航空機の運動特性について明らかにする。
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Outline of Annual Research Achievements |
次世代航空機では、翼形状を滑らかに変化させるモーフィング技術により、航空機の更なる性能向上が期待されている。本研究では、このモーフィング技術を適用した舵面を有する航空機について、舵面・全機の両スケールを考慮した多分野連成解析技術の確立を目的とし、以下の三項目に取り組んだ。 (1)舵面スケールでの連成解析:モーフィング翼に関する従来研究は、静的な構造空力連成を考慮した性能評価が主であった。本研究では、モーフィングに伴う変形を考慮できる計算効率に優れた構造空力連成モデルに翼の空力特性に関する制御を導入し、構造・空力・制御連成モデルを構築した。数値解析より、非常に柔軟なモーフィング構造設計を行うと、外乱に対する制御性能が低下することを示した。 (2)全機スケールでの連成モデル構築:(1)で構築している構造空力連成モデルと飛行力学モデルを連成させ、航空機全体の剛体飛行運動を考慮した連成問題を取り扱うことができる解析手法を構築した。構築した解析手法は他の解析コードとの比較を通じ、その妥当性を検証した。この解析手法は、モーフィング翼において重要なキャンバー変形を考慮できる点が、従来手法から拡張されている。 (3)モーフィング航空機の飛行制御シミュレーション:開発した解析手法に飛行運動に関する制御を組み込み、モーフィング構造の剛性の異なる機体モデルに対し、飛行制御シミュレーションを実施した。モーフィング構造を非常に柔軟な設計とすると、空気力の影響が大きくなり、それに伴う弾性変形の影響から、飛行制御性能が悪化することが示された。一方、適度な剛性を確保することで、この問題を避け、従来舵面の代替として機能することが示された。
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Research Progress Status |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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Report
(1 results)
Research Products
(6 results)