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The quest for a new "decorative" expression by the female painter Eleonore Escallier and its self-representation

Research Project

Project/Area Number 22KJ1354
Project/Area Number (Other) 22J13106 (2022)
Research Category

Grant-in-Aid for JSPS Fellows

Allocation TypeMulti-year Fund (2023)
Single-year Grants (2022)
Section国内
Review Section Basic Section 01060:History of arts-related
Research InstitutionOchanomizu University

Principal Investigator

志水 圭歩  お茶の水女子大学, 人間文化創成科学研究科, 特別研究員(DC2)

Project Period (FY) 2023-03-08 – 2024-03-31
Project Status Completed (Fiscal Year 2023)
Budget Amount *help
¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2023: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 2022: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Keywords産業芸術 / 装飾芸術 / エレオノール・エスカリエ / 手仕事 / 自己表象 / 女性画家 / 職人 / セーヴル製作所 / ジャポニスム / 19世紀後半のフランス陶磁 / 装飾パネル / テオドール・デック / 花の絵画
Outline of Research at the Start

エスカリエが制作した絵画、装飾パネル、陶磁器等多岐に亘る作品について、未把握の作品も含めて調査するほか、美術批評やエスカリエの書簡、制作注文の議事録等を調べることにより、エスカリエの制作の全体像を明らかにする。加えて、彼女の自画像作品について、産業振興が推進された中、彼女が模索した新たな芸術表現や、同時代の女性芸術家が置かれていた環境等を踏まえながら考察し、新たな解釈を提示する。
国内外において初めてとなる、エスカリエの制作に関する初の包括的分析を行うとともに、19世紀後半の芸術家を取り巻く諸相の一端を明らかにすることを目指す。

Outline of Annual Research Achievements

令和5年度は、エレオノール・エスカリエ(1827-1888)の自画像作品(1863年サロン(官展)出品作)に関する史資料について、アルシーヴ・ナショナルやフランス国立図書館において調査を進め、2024年の学会発表に向け、考察をまとめた。
また、昨年に引き続き、エスカリエについては、これまで彼女の陶磁器に偏って研究が進められてきた、という問題意識に立ち、従前等閑に付されてきた彼女の陶磁器以外の作品、デッサン等を包括的に把握するため、彼女がその下絵について国家注文を受けた、リュクサンブール宮が所蔵するタペストリー1点(下絵は1880年サロン出品作)や、セーヴル陶磁制作所が所蔵する、これまで未公開のデッサン、装飾パネル等、それぞれ約60点、10点ほどについて調査を行った。特にセーヴル製作所の調査では、同製作所の協力により、これまで所蔵が公開されていなかった作品等にも接することができ、またその内幾つかのデッサンについては、彼女の画家としての力量を把握する手掛かりとなっており、また実際に現存する作品の下絵であることが判明したことから、有意義な調査となった。
加えて、彼女が当時の女子教育について有していた考え、その先進性を考察するため、アルシーヴ・ナショナルやフランス国立図書館において、その書簡や、19世紀後半に同国で出版された定期刊行物や重要二次文献を調査した。さらに、彼女の人物交友関係を示す、通常公開対象となっていない、これまでほとんど検討されてこなかった書簡について、アルシーヴ・ナショナルにおいて調査し、これらの考察、そのまとめを進めた。

Report

(2 results)
  • 2023 Annual Research Report
  • 2022 Annual Research Report

URL: 

Published: 2022-04-28   Modified: 2024-12-25  

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