Budget Amount *help |
¥4,810,000 (Direct Cost: ¥3,700,000、Indirect Cost: ¥1,110,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
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Outline of Annual Research Achievements |
1. 概念工学の実装プロセスと侮蔑語の奪還プロセスの類似性に着目し、概念工学の実装プロセスは侮蔑語の奪還プロセスと同様に4~6つの段階に区別できることを明らかにした。この成果をまとめた論文は、概念工学に関する近刊の論文集に掲載されることが決定している。またその概要は、The Eighth International Conference on Philosophy of Language and Linguisticsなどにおいて口頭で発表した。 2. 「分析性」に関するウィルフリッド・セラーズの理論を再構成し、セラーズは分析的な文を推論規則だけに基づく主張可能性という観点から説明していること、分析的な文の改訂可能性を推論規則の改訂可能性という観点から説明していることなどを明らかにした。これらの成果は、論文"Sellars, Analyticity, and a Dynamic Picture of Language"として、HOPOS: The Journal of the International Society for the History of Philosophy of Science誌に掲載されることが決定しており、オンライン先行版がすでに公開されている。 3. ウィーン学団の哲学者の社会的・政治的コミットメントを、言語的ツールや論理的ツールの改革による社会の改革という観点から再構成した。その成果は、論文「ウィーン学団の科学的ヒューマニズム:カルナップとノイラートを中心とした、論理実証主義の社会的・政治的コミットメント」として、応用哲学会の学会誌『Contemporary and Applied Philosophy』第14号に掲載された。
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