| Project/Area Number |
22KJ1947
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| Project/Area Number (Other) |
22J20789 (2022)
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| Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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| Allocation Type | Multi-year Fund (2023)
Single-year Grants (2022) |
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| Section | 国内 |
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| Review Section |
Basic Section 03020:Japanese history-related
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| Research Institution | Kyoto University |
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Principal Investigator |
鷲澤 遼祐 京都大学, 文学研究科, 特別研究員(DC1)
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| Project Period (FY) |
2023-03-08 – 2025-03-31
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| Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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| Budget Amount *help |
¥2,500,000 (Direct Cost: ¥2,500,000)
Fiscal Year 2024: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 2023: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 2022: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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| Keywords | 「日本精神」 / 日本主義 / 文部省 / 内務省 / 陸軍省 / 教育 / 標語 |
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| Outline of Research at the Start |
多様な解釈を孕みつつ日本社会を貫く基本原理になったとされる昭和戦前・戦時期の日本主義において「日本精神」という流行標語が果たした社会的役割について総体的に明らかにする。
本期間では①当該期教育界における「日本精神」流行への対応②当該期キリスト教における「日本精神」の解釈と利用、の2点について研究を行う。
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| Outline of Annual Research Achievements |
2023年度は、昨年度以来取り組んできた研究課題「一九三〇年代における「日本精神」流行とその政治利用―思想対策協議委員を起点として―」について、論文を執筆の上『史林』（史学研究会）へ投稿し、106巻6号（2023年11月）に掲載された。
また、研究課題「「日本精神」流行と教育論」については、上記課題で明らかにした思想対策協議委員（以下、「思対協」）による「日本精神」公認の意義を社会一般の水準に則して評価すべく、引き続き調査・研究を行った。具体的には、①思対協による「日本精神」公認に対する教育関係誌上の反応に対する調査、②各学校の教育研究・実践における「日本精神」論の表出に関する調査、③思対協設置の直接的契機となった小学校教員大量検挙事件（通称、ニ・四事件）発生の地であり、自由主義教育の伝統を有する長野県信濃教育会における「日本精神」の論じられ方についての調査、の3点について、雑誌や刊行物を史料として調査を行った。これらの調査結果に対する検討を経て、①国家公認の指導原理としての「日本精神」が、その内容の曖昧さから厳しい批判にさらされたこと、②その一方、「日本精神」の実在と指導原理としての妥当性を受容しさえすれば、多様な教育論の正当性を論じることが可能な言論状況が醸成され、一種の“思想的対立の妥協点”を創出したこと、を明らかにした。
以上の成果は、日本史研究会近現代史部会にて報告し（2023年12月17日）、現在投稿論文化に向けての作業に取り組んでいる。
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| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
昨年度来発生している遅れに加え、投稿論文の修正に時間を要した。
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| Strategy for Future Research Activity |
課題「「日本精神」の流行と教育論」については昨年に引き続き取り組み、『日本史研究』への投稿を目指す。
また、当初設定していた研究課題を変更し、本年度から「「日本精神」とアジア―双方向的標語としての検討―」（仮）に取り組む。
1930年代に流行した「日本精神」がアジア主義的文脈のもと国内外からの論及対象となっていたという歴史的事実について、特に朝鮮人・中国人による「日本精神」論への検討を通じ、強制的同質化に資する一国史的概念としての従来の「日本精神」理解を修正する。
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Report
(2 results)
Research Products
(3 results)
