• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to previous page

トカゲの果実食が森林種子散布共生系に果たす機能と意義:日光浴と指向性散布の関連性

Research Project

Project/Area Number 22KJ1976
Project/Area Number (Other) 22J22195 (2022)
Research Category

Grant-in-Aid for JSPS Fellows

Allocation TypeMulti-year Fund (2023)
Single-year Grants (2022)
Section国内
Review Section Basic Section 45040:Ecology and environment-related
Research InstitutionKyoto University

Principal Investigator

福山 亮部  京都大学, 理学研究科, 特別研究員(DC1)

Project Period (FY) 2023-03-08 – 2025-03-31
Project Status Granted (Fiscal Year 2023)
Budget Amount *help
¥2,500,000 (Direct Cost: ¥2,500,000)
Fiscal Year 2024: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 2023: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 2022: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Keywords種子散布 / 爬虫類 / 果実食 / マダガスカル
Outline of Research at the Start

動物が果実を食べ、移動し、糞をすることで種子が運ばれる一連の流れは被食種子散布と呼ばれ、動物と植物の共進化関係を紐解く重要なテーマである。これまでのほとんどの研究は哺乳類や鳥類を対象に行われてきたが、過小評価されてきたトカゲによる果実食の重要性が、近年になって認識され始めてきた。本研究では、果実を食べるトカゲが多く知られるマダガスカルの熱帯乾燥林で長期の野外調査を行い、森林生態系における種子散布者としてのトカゲの役割の解明を目指す。

Outline of Annual Research Achievements

令和5年度には10月から3月にかけて、マダガスカル北西部アンカラファンツィカ国立公園でのフィールド調査を実施した。調査ではキュビエブキオトカゲ、ウスタレカメレオン、ヒラオオビトカゲの3種のトカゲを対象とし、数日間飼養して得た糞の内容物に種子が含まれるかを調べた。調査では渡航期間を通じて300個体以上のトカゲ類を捕獲し、糞分析を行った。その結果、捕獲個体の約三分の一が果実を捕食していた。また、野外での直接観察による果実食の記録も複数回行うことができた。また、得られた糞内の種子で実施した発芽実験により、トカゲの胃内を通過した種子が発芽能力を有していることも確認された。これらの結果は令和6年度に国内外の学会で発表するとともに、年度内の論文投稿を目指している。
また、トカゲ類に発信器を呑ませて糞として排泄される地点を特定するという手法に関しても、令和4年度から継続的に実施した。この手法に加え、発芽実験の知見をもとに野外種子の生存率に関する調査も開始した。これらの成果は令和6年度に追加調査を実施することで、論文化を目指している。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

初年度の結果を踏まえ雨季に長期調査を実施し、多くの追加データを得ることができた。種子の発芽実験で得られた知見から追加実験の計画も立て、今後の方針を決めることができた。
今回得られた追加データを初年度のデータに加えることで、令和6年度中に1報目の論文を執筆できる見込みである。

Strategy for Future Research Activity

得られた結果は2報の論文として公表する予定である。これまで得られたデータをもとに、年度内に1報目の論文の投稿を行う。そして2報目の論文に必要な追加データを、雨季に2度マダガスカルへ渡航し、追加調査を実施することで得る。また、国内外の学会に参加し、研究結果の発表を行う。

Report

(2 results)
  • 2023 Research-status Report
  • 2022 Annual Research Report
  • Research Products

    (1 results)

All 2022

All Journal Article (1 results) (of which Peer Reviewed: 1 results,  Open Access: 1 results)

  • [Journal Article] Multimale breeding aggregations by “many-friends” snakes: courtship behaviours by Malagasy Pseudoxyrhophiine snakes, Dromicodryas bernieri and D. quadrilineatus, and their sexual size dimorphism.2022

    • Author(s)
      Fukuyama R, Itoigawa A, Mori A
    • Journal Title

      Herpetozoa

      Volume: 35 Pages: 225-229

    • DOI

      10.3897/herpetozoa.35.e91579

    • Related Report
      2022 Annual Research Report
    • Peer Reviewed / Open Access

URL: 

Published: 2022-04-28   Modified: 2024-12-25  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi