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現代ラテンアメリカにおける先住民の「複数拠点生活」

Research Project

Project/Area Number 22KJ2030
Project/Area Number (Other) 22J40139 (2022)
Research Category

Grant-in-Aid for JSPS Fellows

Allocation TypeMulti-year Fund (2023)
Single-year Grants (2022)
Section国内
Review Section Basic Section 80010:Area studies-related
Research InstitutionKyoto University

Principal Investigator

大橋 麻里子 (2023)  京都大学, 東南アジア地域研究研究所, 特別研究員(RPD)

Research Fellow 大橋 麻里子 (2022)  京都大学, 東南アジア地域研究研究所, 特別研究員(RPD)
Project Period (FY) 2023-03-08 – 2025-03-31
Project Status Granted (Fiscal Year 2023)
Budget Amount *help
¥5,200,000 (Direct Cost: ¥4,000,000、Indirect Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,820,000 (Direct Cost: ¥1,400,000、Indirect Cost: ¥420,000)
Keywordsアマゾニア / バナナ / キャッサバ / メキシコ / トルティージャ / トウモロコシ / ラテンアメリカ食文化 / 子どもと狩猟・農耕・漁業 / タコス / 移民と食事
Outline of Research at the Start

本研究は、ラテンアメリカ先住民にとっての「地域発展」とは何かを、政府や国際機関が掲げる開発目標とは別の視点から考察するものである。ここでは、ペルーとメキシコを対象にフィールドワークを実施し、現地の人びとが村(熱帯林)と都市を行き来する「複数拠点生活」の実態について明らかにし、地域間比較を行うことを目指す。

Outline of Annual Research Achievements

本研究は、ラテンアメリカ先住民にとっての「地域発展」とは何かを、政府や国際機関が掲げる開発目標とは別の視点から考察するものである。そのために、 フィールドワークを実施し、ペルーとメキシコにおける先住民の人びとが、複数の場所に拠点を設けながら生活を営む実態を明らかにすることを試みる。 2023年度は、生活を維持していく上で欠かすことのできない「食の獲得・維持」について、「慣れ親しんだ食事(「伝統食」)」について明らかにするために、 以下のことを行った。

(1)「食べ物の獲得」そして「食への嗜好」という視点から、アマゾニア先住民に関する文献調査、そして、すでに収集してあったデータの整理を行なった。「主食としてのバナナ」と「酒として利用するキャッサバ」が、アマゾニア先住民の人びとにとって生存維持のためにも社会的にも、いかに重要であるかを、再整理した。
(2)さらに、アマゾニアの子たちが遊びとして行う生業の実態について整理した。生業技術の獲得だけではなく、食料の維持という点でも重要な活動となっていることが明らかになった。
(3)新型コロナウィルスの流行を理由に、これまで延期してきた海外フィールドワークを4年ぶりに再開することができた。2024年2月14日から3月10日にかけてメキシコに渡航し、ユカタン州とメキシコシティにおいて、先住民における主食作物の実態について調査を進めた。ユカタン州の先住民居地域タチウでは、トウモロコシの自家栽培と自家消費が維持されていた。今後もフィールドワークを重ねて、ペルーとの比較に向けたデータ収集を行なっていく予定である。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

2023年度は、メキシコを対象に実現し、主食作物の実態調査に関するデータを収集することができた。しかしながら、当初計画していたフィールドワークを新型コロナウィルスの流行を理由に延期しているため、現時点で研究はやや遅れていると判断している。

Strategy for Future Research Activity

(1)今後は、引き続きメキシコでのフィールドワークを通して、メキシコ国内における主食作物をめぐる栽培や利用について明らかにしていく予定である。

(2)複数の場所を行き来する人びとが、本拠地(出身地域)特有の食べ物をどのように獲得しているのか、あるいは、獲得できない場合にはどう対応しているのかを、明らかするために、「移民」や「移動を繰り返す人びと」を対象に聞き取り調査を実施する。また可能であれば、同様の調査をペルーでも調査を実施できればと考えている。

Report

(2 results)
  • 2023 Research-status Report
  • 2022 Annual Research Report
  • Research Products

    (3 results)

All 2024 2023

All Journal Article (3 results)

  • [Journal Article] Play to Learn: How the Kids Develop Their Hunting and Fishing Skills in Peruvian Amazonia2024

    • Author(s)
      大橋麻里子
    • Journal Title

      COMMONS

      Volume: 2024 Issue: 3 Pages: 70-81

    • DOI

      10.57298/commons.2024.3_70

    • ISSN
      2436-9187
    • Related Report
      2023 Research-status Report
  • [Journal Article] ペルーアマゾニアのキャッサバ酒2023

    • Author(s)
      大橋麻里子
    • Journal Title

      ビオストーリー(生き物文化誌学会)

      Volume: 39 Pages: 79-87

    • Related Report
      2023 Research-status Report
  • [Journal Article] アマゾニア先住民からみたバナナとキャッサバ2023

    • Author(s)
      大橋麻里子
    • Journal Title

      ビオストーリー(生き物文化誌学会)

      Volume: 40 Pages: 28-30

    • Related Report
      2023 Research-status Report

URL: 

Published: 2022-07-05   Modified: 2024-12-25  

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