有機デバイスの高密度実装に向けた柔軟微細配線の研究開発
Project/Area Number |
22KJ2167
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Project/Area Number (Other) |
22J13899 (2022)
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Multi-year Fund (2023) Single-year Grants (2022) |
Section | 国内 |
Review Section |
Basic Section 21060:Electron device and electronic equipment-related
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
川端 玲 大阪大学, 工学研究科, 特別研究員(DC2)
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Project Period (FY) |
2023-03-08 – 2024-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥2,300,000 (Direct Cost: ¥2,300,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
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Keywords | フレキシブルエレクトロニクス / 伸縮配線 / 有機トランジスタ / 光センサ / フレキブルセンサ / ストレッチャブル配線 / 印刷配線板 |
Outline of Research at the Start |
生体や構造物などの任意表面で動作するフレキシブルデバイス開発において、柔軟配線は基盤技術の1つである。本研究では、フレキシブルデバイスの高伸縮化および高密度化に資する柔軟配線の開発に取り組む。金属ナノ-マイクロ材料を利用した配線材料およびその制御技術の開発によって、柔軟配線の形成技術を構築する。本配線技術に基づき、ポリマー基板や有機トランジスタを用いたやわらかい電子回路を実装し、フレキシブルデバイスの伸縮性などの特性向上を狙う。さらに、有機信号処理回路やイメージングデバイスの開発を通して、フレキシブルデバイスのデモンストレーションを行う。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、伸縮配線と有機回路の研究開発に基づき、超柔軟なシート型光センサを開発した。伸縮配線は、Agマイクロ粒子を含む導電性ペーストに、Agナノワイヤを配合することで作製した。この配線は、Agナノワイヤの配合によって導電率が3.6倍向上し、75%ひずみの繰り返し伸縮に対する耐久性を得た。有機回路の開発では、有機トランジスタのデバイス構造開発および回路設計を行った。先述した伸縮配線を用いて実装した有機電圧増幅器は、75%ひずみ下においても安定した増幅特性を示した。次に、光センサへの有機回路実装に向けて、遮光構造を有する有機トランジスタを新たに開発した。この有機トランジスタは、光照射下においても特性が一定であり、安定したスイッチング動作が可能であった。また、シート型光センサの受光素子として、カーボンナノチューブ薄膜からなる熱検出型のフレキシブル光検出器を開発した。この光検出器は、厚さ5マイクロメートル以下の薄膜基板上に印刷形成することで、厚い基板(厚さ500マイクロメートル以上)上に形成された場合と比較し、出力電圧は約21倍、応答速度は15倍以上に向上した。最後に、有機トランジスタと光検出器からなるセルを集積化したアクティブマトリックスを構築し、可視や赤外の光によって撮像可能なシート型光センサを作製した。このシート型光センサは、機械的柔軟性を有するイメージングデバイスとして機能し、曲げ変形下においても光照射の連続撮像が可能であった。さらに、本デバイスは熱イメージングへの応用も可能であり、熱源、生体、液中化学物質の分析が可能であることが示された。一連の研究成果は、超柔軟な有機デバイスによるユビキタスな検査分析・モニタリング技術の構築を促進することが期待される。以上の研究成果に関して、国際学術論文誌3件および会議発表10件(国際学会4件含む)の対外発表を行った。
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Report
(2 results)
Research Products
(14 results)
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[Journal Article] Ultraflexible Wireless Imager Integrated with Organic Circuits for Broadband Infrared Thermal Analysis2024
Author(s)
Rei Kawabata, Kou Li, Teppei Araki, Mihoko Akiyama, Kaho Sugimachi, Nozomi Matsuoka, Norika Takahashi, Daiki Sakai, Yuto Matsuzaki, Ryo Koshimizu, Minami Yamamoto, Leo Takai, Ryoga Odawara, Takaaki Abe, Shintaro Izumi, Naoko Kurihira, Takafumi Uemura, Yukio Kawano, Tsuyoshi Sekitani
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Journal Title
Advanced Materials
Volume: 36
Issue: 15
Pages: 2309864-2309864
DOI
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Peer Reviewed / Open Access / Int'l Joint Research
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Author(s)
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Organizer
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川端玲, 李恒, 荒木徹平, 秋山実邦子, 高橋典華, 酒井大揮, 松﨑勇斗, 山本みな実, 高井怜於, 青嶋祐斗, 松岡望, 栗平直子, 植村隆文, 河野行雄, 関谷毅
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