Project/Area Number |
22KJ2181
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Project/Area Number (Other) |
22J20150 (2022)
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Multi-year Fund (2023) Single-year Grants (2022) |
Section | 国内 |
Review Section |
Basic Section 03020:Japanese history-related
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
北山 航 大阪大学, 人文学研究科(人文学専攻、芸術学専攻、日本学専攻), 特別研究員(DC1)
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Project Period (FY) |
2023-03-08 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥2,500,000 (Direct Cost: ¥2,500,000)
Fiscal Year 2024: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 2023: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 2022: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | 室町幕府 / 訴訟制度 / 奉行人 |
Outline of Research at the Start |
本研究は、室町幕府の実務官僚層である幕府奉行人の存在形態から、室町幕府権力の展開過程を明らかにするものである。 従来、奉行人層に関しては将軍の直属官僚として捉えられてきたが、京都社会における奉行人層の存在形態や諸勢力との関係については検討が不十分である。そこで本研究は、武家勢力や寺社と奉行人層との関係性、幕府の訴訟処理過程における奉行人層の活動などを解明することで、幕府奉行人層の動向が室町幕府の政治過程や訴訟制度に及ぼした影響について検討する。以上を通じて、実態面から室町幕府権力の特質を明らかにしたい。
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Outline of Annual Research Achievements |
採用2年度に当たる今年度は、室町幕府奉行人関係の悉皆調査に加え、東京大学史料編纂所を中心に幕府訴訟制度関連史料の調査・分析を行った。今年度の研究実績は、昨年度からの継続分も含め、以下の通りである。 (1)昨年度に学術雑誌へ投稿していた、応仁・文明の乱前後における幕府奉行人層の政治的動向を検討した論文が採用され、『ヒストリア』303号(2024年4月)に掲載予定である。 (2)昨年度に東寺文書研究会で報告した、室町期における東寺奉行の就任経緯と役割変化の過程を検討した論文を学術雑誌へ投稿・採用され、『古文書研究』97号(2024年6月)に掲載予定である。 (3)昨年度に日本史研究会で報告した、応仁・文明の乱以後に荘園現地宛の奉行人奉書が急増する背景について検討した論文を学術雑誌へ投稿した。 (4)室町幕府と九州方面との取次や外交事務を担う「鎮西并者の動向を含めた検討を行った。その成果は現在、学術雑誌へ投稿中である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
史料の収集・分析ともに順調に作業が進行しており、かつ昨年度から継続して行ってきた課題も学術論文として発表できる段階に至った。特に幕府奉行人の活動形態に関する基礎的な考察を踏まえて、訴訟制度面の検討に移ることができた点は、今年度の大きな研究進展であると言える。
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Strategy for Future Research Activity |
今年度に検討した課題を論文化していく作業に加え、以下の課題に取り組む。 (1)室町幕府における訴訟処理過程の変容について、賦奉行の活動形態から考察する。 (2)今年度までの成果等を踏まえ、室町幕府における政務処理方式の特質とその変容過程について把握を試みる。
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Report
(2 results)
Research Products
(4 results)