文派生におけるフェイズの決定要因の研究:通言語的観点から
Project/Area Number |
22KJ2417
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Project/Area Number (Other) |
22J10125 (2022)
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Multi-year Fund (2023) Single-year Grants (2022) |
Section | 国内 |
Review Section |
Basic Section 02060:Linguistics-related
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Research Institution | Nagasaki University (2023) Kyushu University (2022) |
Principal Investigator |
作元 裕也 長崎大学, 言語教育研究センター, 助教
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Project Period (FY) |
2023-03-08 – 2024-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2023: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 2022: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
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Keywords | 生成文法 / 英語 / 日本語 / スクランブリング / v(*)P / フェイズ / 移動 / phi素性 / 英語学 / 言語学 / wh島 / 長距離束縛 |
Outline of Research at the Start |
本研究は、文派生の単位であると考えられているフェイズ (e.g., Chomsky (2000))の決定要因を追求していく。特に、未指定phi素性がフェイズの決定要因であるという仮説 (e.g., Chomsky (2008, 2015, 2020), Kanno (2008), Saito (2017))に着目し、何がフェイズを決定するのかに関して通言語的に研究を行う。また、言語現象に対してフェイズに基づいた説明を試みる。
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Outline of Annual Research Achievements |
フェイズ (e.g. Chomsky (2000))に関して、主に下記のような研究を行なった。 1. Yoshimura (1992), Chomsky (2008), Kanno (2008), Saito (1992, 2017), Goto (2017), Sakumoto (2022)等の考えをもとに、日本語の長距離スクランブリング (JLDS) をフェイズの観点から分析した。Takano (2009)等では、JLDSはweak crossover effectを示すと議論されているが、調査等を行い、その主張に対して反論し、Yoshimura (1992)等による研究を支持した。他の分析 (e.g. Goto (2017))や関連現象 (e.g. Ura (1994))に関しても考察や検討を行なった。 2. DPがフェイズに関する先行研究 (e.g., 大庭 (1999))の妥当性、問題点等を調査、検討した。 3. 以前に発表を行なったものをもとに、英語のv(*)Pがフェイズを形成していないという仮説 (e.g. Keine (2016), Hasegawa (2014))を支持する論文を完成させた (cf. Chomsky (2000, 2001), Legate (2003))。 4. 日本語のwh島 (e.g. Ross (1967), Watanabe (1992), Kitagawa (2005))に関して、先行研究(e.g. Tsai (1999))を再考し、島に関して(e.g. Nishigauchi (1990), Richards (2000))調査、考察を行なった。 5. Sakumoto (2024)等に基づき、コントロールとスクランブリング (e.g. Nemoto (1993), Takano (2010))に関して発表する予定である。
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Report
(2 results)
Research Products
(10 results)