Modern Literature and Imagined Hometown Represented in the Postwar Taiwanese Literature Textbook
Project/Area Number |
22KJ2826
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Project/Area Number (Other) |
21J40102 (2021-2022)
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Multi-year Fund (2023) Single-year Grants (2021-2022) |
Section | 国内 |
Review Section |
Basic Section 02020:Chinese literature-related
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Research Institution | Nihon University |
Principal Investigator |
松崎 寛子 (2021, 2023) 日本大学, 文理学部, 特別研究員(RPD)
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Research Fellow |
松崎 寛子 (2022) 日本大学, 文理学部, 特別研究員(RPD)
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Project Period (FY) |
2023-03-08 – 2024-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,810,000 (Direct Cost: ¥3,700,000、Indirect Cost: ¥1,110,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
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Keywords | 台湾文学 / 児童文学 / 環境問題 / 郷土想像 / アイデンティティ / 国語教育 / 郷土表象 |
Outline of Research at the Start |
戦後直後の国語推進運動期 (1945-70年代)の「国文」教育における郷土表象について考察し、民主化運動の中(70年代-99年)「国文」教科書における郷土表象がどのように変化したか解明する。そして国定教科書から民間出版社による教科書編纂の移行と新検定制度(99年-2008年)に到るまでの「国文」教科書における現代文学作品と郷土表象を解明し、2008年以降の「国文」教科書における現代文学の郷土表象の新しい方向性について明らかにする。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、戦後直後の国語推進運動期 (1945-1970年代)、民主化運動の中(1970年代-1999年)、そして国定教科書から民間出版社による教科書編纂の移行と新検定制度(1999年-2008年)に到るまでの「国文」教科書における現代文学作品と郷土表象を解明し、2008年以降の「国文」教科書における現代文学の郷土表象の新しい方向性について明らかにすると同時に、台湾の児童文学における郷土表象と環境意識について考察するものである。 令和5年度は、台湾における民主化運動の高揚から1996年台湾作家作品教科書掲載に至るまで (1970年代後半から1990年代)、国文教科書における郷土表象がどのように変化したかを明らかにするため、指導要領、教師の指導記録や回想録及び当時の新聞報道を整理し分析した。また、本研究は、台湾の歴史背景と台湾を取り巻く国際関係を考慮しつつ、台湾児童文学作家達は、どのように「国家」や「台湾」への郷土想像を創造しながら、その意識を環境問題へと繋げて描き、子供達に「郷土」における「環境問題」を伝えているかを解明するため、各時代の台湾児童文学における「郷土」の描かれ方を分析し、それがどのように環境問題と結びついていったかを考察した。台湾中央研究院史言所に訪問研究員として滞在し、台湾国家図書館、教科書図書館、 国語日報資料室で、資料収集、および作家遺族や友人にインタビューを行った。また、エモリー大学Guangchen Chen教授、ジョージア工科大学Amanda Weiss教授と日中台児童文学について打ち合わせをし、同大学図書館で資料収集を遂行した。 以上の研究成果として、国内学会での口頭発表、国際学会での英語口頭発表を行った。また国際シンポジウムを主催した。学術誌には2本の論文を論文を発表した。
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Report
(3 results)
Research Products
(8 results)