Project/Area Number |
22KJ3016
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Project/Area Number (Other) |
21J23153 (2021-2022)
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Multi-year Fund (2023) Single-year Grants (2021-2022) |
Section | 国内 |
Review Section |
Basic Section 08010:Sociology-related
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Research Institution | Ritsumeikan University |
Principal Investigator |
柴田 惇朗 (2021, 2023) 立命館大学, 先端総合学術研究科, 特別研究員(DC1)
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Research Fellow |
柴田 惇朗 (2022) 立命館大学, 先端総合学術研究科, 特別研究員(DC1)
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Project Period (FY) |
2023-03-08 – 2024-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
Fiscal Year 2023: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 2022: ¥400,000 (Direct Cost: ¥400,000)
Fiscal Year 2021: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
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Keywords | 芸術社会学 / 文化社会学 / 小劇場演劇 / 芸術生産 / 質的調査 / 社会学 / 文化芸術の価値 / 非芸術的活動 |
Outline of Research at the Start |
本研究は小劇場演劇を相対的に自律的な(独自のルールと権限を持つ)「界」とする視点に立ち、その界の中で演劇人がどのような活動を、どのような理由で選択してきたのか、また過去の活動をどのように捉え返しているのかを調査し、「界」において個人がどのように自身の活動に価値を見出しているのかを分析する研究である。京都と大学路(韓国)という異なる環境における二つの「界」での活動を、参与観察と生活史インタビューという方法を用いて調査している。
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Outline of Annual Research Achievements |
【研究発表】2024年3月末に雑誌『ソシオロゴス』48号に論文の掲載が決定した(2024年刊行予定)。「舞台芸術において表明/実践される「集合モデル」――集合的に作品をつくるとは何をすることか?」と題した本稿においては、2021年度から継続して行ってきたパフォーミングアーツ・グループSでの参与観察、および関係者へのインタビューを主なデータとして使用した。同様のデータを用いた研究発表として2023年5月に関西社会学会で「行為の演技化――「作品フレーム」のズレと調整 」と題した発表も行った。 【調査】2023年度は国内および韓国・ソウルにおいて、フィールドワークとインタビュー調査を行った。2023年度は前述のグループの活動(5月と12月の展示、7月と3月の公演など)にアーカイブ担当者として帯同し、参与観察とインタビューをおこなった。また、ソウルでは約2週間にわたる公演創作プロセスのフィールドワーク(「新村劇場」にて)と、10名の様々な職能を持つ演劇人へのインタビューを行った。新たに収集したデータは2024年度以降の論文での発表を予定している。 【その他の活動】京都の演劇関連団体によって組織された「インキュベーションキョウト」の枠組みの中で、共同研究者1名とともに23名の世代・職能の異なる演劇人への聞き取りを行った。この成果は2024年1月25日にTheatre E9 Kyotoで行われた「インキュベーションキョウト 未来のための調査プログラム「若者と劇場の距離」中間報告&トーク」にて口頭発表し、同内容を報告書としてまとめた(2024年度上旬刊行)。
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