Project/Area Number |
22KK0028
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Research Category |
Fund for the Promotion of Joint International Research (Fostering Joint International Research (B))
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Medium-sized Section 9:Education and related fields
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
松本 みゆき 名古屋大学, 教育基盤連携本部, 特任准教授 (20883276)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
石川 美智子 東京福祉大学, 心理学部, 教授 (30733258)
伊藤 佐奈美 中部大学, 現代教育学部, 教授 (30806906)
辻 紳一 名古屋産業大学, 現代ビジネス学部, 准教授 (50910733)
高樋 さち子 日本大学, 経済学部, 研究員 (00261644)
長谷 守紘 岡崎女子大学, 子ども教育学部, 講師 (90962738)
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Project Period (FY) |
2022-10-07 – 2027-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥20,020,000 (Direct Cost: ¥15,400,000、Indirect Cost: ¥4,620,000)
Fiscal Year 2026: ¥6,500,000 (Direct Cost: ¥5,000,000、Indirect Cost: ¥1,500,000)
Fiscal Year 2025: ¥4,940,000 (Direct Cost: ¥3,800,000、Indirect Cost: ¥1,140,000)
Fiscal Year 2024: ¥4,810,000 (Direct Cost: ¥3,700,000、Indirect Cost: ¥1,110,000)
Fiscal Year 2023: ¥3,380,000 (Direct Cost: ¥2,600,000、Indirect Cost: ¥780,000)
Fiscal Year 2022: ¥390,000 (Direct Cost: ¥300,000、Indirect Cost: ¥90,000)
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Keywords | 日本型教育 / バングラデシュ人民共和国 / インクルーシブ教育 / 衛生教育 / 教育トランスファー / バングラデシュ / 日本型教育モデル |
Outline of Research at the Start |
本研究では,バングラデシュにおける日本型教育モデルの学術基盤を構築する。 第1に,バングラデシュのインクルーシブ教育と衛生教育に関わる分析のために,30名(大都市住宅街・スラム街・農村部)の教師へのインタビュー調査を行う。第2に,バングラデシュで研究集会を開催し,バングラデシュ教師/研究者の日本型教育への理解を深める。第3に,これらをもとに,両国教師/研究者協働でバングラデシュ版日本型教育モデルを構築し,その実践を各地域計3校で1年間行い,このモデルの妥当性を検討する。そして,全土で教材を配布し実践する。第4に,国立ダッカ大学に日本型教育センターを設置し持続可能な学校作りを実現する。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、バングラデシュ人民共和国における初等教育分野での日本型教育モデルの学術基盤を構築する。 本研究の目的は、①バングラデシュ人民共和国の初等教育分野におけるインクルーシブ教育と衛生教育の資料収集と実態調査、②バングラデシュ人民共和国での日本型教育の理解普及についての可能性調査、③バングラデシュ人民共和国における日本型教育モデル導入の試みと学術基盤構築、である。 2022年度は、バングラデシュ人民共和国の初等教育分野におけるインクルーシブ教育と衛生教育の先行研究の収集ならびに分析を実施した。また、日本型教育の理論整理を、文献調査や小中学校教員経験者からの聞き取りに基づいて試みた。 2023年度は、昨年度あきらかにしたバングラデシュ人民共和国における初等教育分野の教育制度、特にインクルーシブ教育と衛生教育への課題に対して、これまでにどのような対応がなされているかを明らかにするため、ダッカ市内で初等教育関連機関を訪問し、研究者および初等教育分野の教員に対してインタビュー調査、意見交換を実施した。さらに、同国での日本型教育の紹介事例を収集した。また同時に、日本国内で初等教育教員に対して、インクルーシブ教育と衛生教育についてのアンケート調査を実施、分析をすすめている。 これらの結果、1)バングラデシュ人民共和国の初等教育分野におけるインクルーシブ教育と衛生教育の資料収集ならびに分析、2)バングラデシュ人民共和国での日本型教育の紹介事例収集ならびに分析、3)日本型教育モデルの理論整理、を実施した。バングラデシュ人民共和国および日本において、初等教育分野の特にインクルーシブ教育や衛生教育についての国際的な調査研究は、両国における初等教育の質向上をもたらす。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
2023年度にバングラデシュ人民共和国において情報・専門知識提供者として共同研究者を追加した。今後の本学術研究の向上を目的とするため、共同研究者と研究計画の調整を行い、バングラデシュ人民共和国で実施する現地調査を2024年度以降に移行したためである。
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Strategy for Future Research Activity |
バングラデシュ人民共和国において、初等教育関連機関における教員を対象としたアンケート調査、調査検証を試み、教員に対するインタビュー調査を実施する。さらに、バングラデシュ人民共和国の都市部、非都市部における現地校で日本型教育の活動、理解普及を実施する。
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