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A Comparative Study between Japan and the US about academic procrastination among college students

Research Project

Project/Area Number 22KK0199
Research Category

Fund for the Promotion of Joint International Research (Fostering Joint International Research (A))

Allocation TypeMulti-year Fund
Review Section Basic Section 09050:Tertiary education-related
Research InstitutionKyoto University of the Arts (2023)
Osaka University (2022)

Principal Investigator

竹中 菜苗  京都芸術大学, 芸術学部, 准教授 (20510291)

Project Period (FY) 2023 – 2025
Project Status Granted (Fiscal Year 2023)
Budget Amount *help
¥14,690,000 (Direct Cost: ¥11,300,000、Indirect Cost: ¥3,390,000)
Keywords大学生の不登校 / 中途退学 / 文化比較 / 先延ばしの心理
Outline of Research at the Start

明確な理由なく長期に渡り授業を欠席する「大学生の不登校」が我が国の高等教育機関において問題視されるようになって久しいが、それは大学、広くは我が国特有の社会のシステムとの関連の中で生じる現象であるため、これまで国際的な議論の俎上に載せることが難しいとされてきた。本研究では大学生の不登校について、欧米圏では長い研究の歴史をもつ「先延ばし」という行動特徴に着目して捉え直すことを試みる。大学生の先延ばし行動の傾向とそれに関連する心理特性について日本と米国の大学生を対象とした文化間比較研究を実施することによって、国際的な視野から大学生の不登校を理解するための端緒を開く。

Outline of Annual Research Achievements

2023年度は主に文献調査と、詳細な研究計画を立てるために米国の共同研究者とオンラインミーティングを複数回実施した。
文献調査については大学生の学業先延ばしや大学生の不登校をテーマにする先行研究、米国における中途退学に関連する先行研究のレビューを行なった。大学生の先延ばしについては小浜(2020)によってProcrastination Assessment Scale-Students(PASS)の日本語版がすでに標準化されており、本研究で日本の大学生を対象とする調査の際に有用であると考えられる。不登校傾向を測定する尺度(堀井、2013)については英語での標準化は行われていない。PASSと「大学生不登校傾向尺度」を合わせて質問紙を構成し、日本と米国で調査を実施することによって、我が国に特徴的とされる大学生の不登校として捉えられているものと、国際的に見ても決して珍しくない大学生の学業先延ばしという行動特徴との異動が検討できるのではないかと考え、質問紙調査の準備を進めた。
ただし、共同研究者とは、学業先延ばしという決して珍しくはない行動傾向と我が国で問題になる長期欠席(不登校)、もしくは米国で問題になる中途退学を関連づけることの意義について、改めて議論を重ねているところである。より、それらの現象の根本にある心理的要因を探るために、どのような心理尺度が有効と考えられるかについても検討を進めた。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

当初の予定では本国の不登校の大学生の心理的特性を測定するための予備調査を実施する予定だったが、研究代表者が国立大学から私立大学に異動したことにより当初、研究対象として想定していた長期欠席学生の臨床事例に出会うことが大幅に減少し、調査計画の再考が必要となったことが大きな理由である。

Strategy for Future Research Activity

渡米は2024年12月から一年を予定している。それまでに我が国で開発された、大学生の不登校傾向を測定する尺度を用いた調査を日米両国で実施し、その分析に着手する。渡米中はその論文化と、我が国の不登校および中途退学事例と米国の中途退学事例を詳細に検討し、その背景にある文化的・心理的要因の分析を実施する。

Report

(1 results)
  • 2023 Research-status Report

URL: 

Published: 2023-02-01   Modified: 2024-12-25  

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