Research Project
Fund for the Promotion of Joint International Research (Fostering Joint International Research (A))
化学工学や食品工学などでは、超高濃度なコロイド溶液が使用される。溶液の内部物性を非破壊的に評価することが求められており、近赤外分光法は有用である。近赤外光は溶液内部まで伝播することが可能であるが、強く散乱される。コロイド粒子群によって散乱された電場が干渉し、光散乱特性に強く影響を及ぼす。そのため、電場の干渉を理解することが基礎研究として重要である。本国際共同研究では、海外研究機関の滞在で得られる綿密な研究議論を通じて、電子工学、物理化学、熱工学の異分野融合を推進し、理論、計算、実験より、超高濃度溶液における電場の干渉効果を包括的に明らかにする。