ウガンダでの感染管理促進に関するクラスターランダム比較試験/質的・インパクト評価
Project/Area Number |
22KK0267
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Research Category |
Fund for the Promotion of Joint International Research (Fostering Joint International Research (A))
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 54030:Infectious disease medicine-related
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Research Institution | St. Marianna University School of Medicine |
Principal Investigator |
齋藤 浩輝 聖マリアンナ医科大学, 医学部, 講師 (80833011)
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Project Period (FY) |
2023 – 2025
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥15,470,000 (Direct Cost: ¥11,900,000、Indirect Cost: ¥3,570,000)
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Keywords | 手指衛生 / 感染予防管理 / 医療関連感染症 / クラスターランダム化比較試験 / 感染管理 / 薬剤耐性 / パンデミック感染症 |
Outline of Research at the Start |
本研究では既課題で実証した手法を用いて、(1) ウガンダにおける複数の医療施設のIPCの状況を把握する。(2) 加えて、IPCの取り組みのなかでも最も基本的かつ有効的な手段とされる手指衛生の向上のため、実践科学の視点から、国際共同によ るステップウェッジ型クラスターランダム化比較試験を展開する。上記(1)・(2)が現在進行系で実施されるなか、今後はさらに、(3)よりローカルなレベルで手指衛生・IPCをさらに促進するために重要な因子を理解するための質的研究や、(4) 行動経済学的なインパクト評価も実施することで、本研究のウガンダ・アフリカ大陸への展開に向けた理解を深める。
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Outline of Annual Research Achievements |
ウガンダ東部4県8施設での手指衛生を含む感染管理促進に関するクラスターランダム化比較試験のベースライン・介入期は計画通りに終了し、フォローアップ期に移行した。 ベースライン期間の全施設の手指衛生遵守率は24%と、ウガンダでの先行研究よりは高い値ではあったが手指衛生改善の余地のある結果であった。また、HHSAF・IPCAFというWHOが作成したツールを用いた手指衛生および感染管理に関する施設評価においても、全ての施設で4段階のうち下2つであるinadequateもしくはbasicにとどまった。 上記研究成果は2023年9月の国際学会において口頭発表がなされた。 2023年12月には参加施設や保健省などを対象にした手指衛生・感染管理に関するトレーニングを実施し、現地のリサーチスタッフおよび医療関係者の知識・技術の向上を図った。 本研究成果は保健省などにも共有され、ウガンダ国内での感染管理に対する意識が高まっていることがうかがえた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当初の研究計画通りにウガンダ現地でのクラスターランダム化比較試験は進められている。
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Strategy for Future Research Activity |
今後、フォローアップ期の観察・データ収集、介入期のデータ解析、経済的なインパクト評価に関する検討を進めていく。
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Report
(1 results)
Research Products
(2 results)