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テキストマイニングを用いた記述解析による思考力の客観的評価基準の開発

Research Project

Project/Area Number 23909013
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 教科教育学Ⅱ(理科系)
Research InstitutionYokohama National University

Principal Investigator

尾崎 誠  横浜国立大学, 教育人間科学部附属鎌倉中学校, 教諭

Project Period (FY) 2011
Project Status Completed (Fiscal Year 2011)
Budget Amount *help
¥400,000 (Direct Cost: ¥400,000)
Fiscal Year 2011: ¥400,000 (Direct Cost: ¥400,000)
Keywordsテキストマイニング / 思考力の評価 / 記述分析
Research Abstract

生徒の思考力の学習状況を把握するために,言語活動を通したふり返り記述やペーパーテストの回答といった資料が活用される。このとき,生徒の自由記述に見られる記述傾向を分析するために,テキストマイニング用ソフトウェアを用いて記述内容を分析した。
特に,技術分野における「技術の適切な評価と活用」の学習に着目したところ,思考力が形成された生徒の記述には,「~の技術を」「(こう)使いたい」という組み合わせが多く出現することが分かった。さらに,「技術の影響予測」に関する記述では,現在の影響分析にとどまる生徒と,技術の進歩の(未来の)影響予測まで到達している生徒に分けることができた。技術を活用する際の「状況判断」に関する記述では,正と負の対比で判断している生徒と,「~を超えない範囲で」「身の丈にあった」のように技術に対する価値観に基づいて判断している生徒に分けることができた。どちらも,後者の表現が見られる生徒は,学習を通して「評価・活用にかかわる倫理観」が形成されていることが読み取れた。
また,学年が上がり,思考力が深まるにつれて,態度形成に関わる表現も見られるようになり,技術を「評価・活用する決意」(技術と主体的に向き合おうとする姿勢や態度)に加え,「技術の進歩の影響予測」や,総合的に状況判断した過程を記述する生徒が多くなる。「技術活用者」に関する記述が,個人的(I)から一般(We)に広がる表現になることや,「技術の影響予測」が将来や未来を予測する表現になることが,特徴として挙げられた。
以上のように,技術分野における生徒の思考力を自由記述から読み取るためには,入力課題(「活用する技術」に関するキーワード),内部条件(「技術の価値付け」に関するキーワード),出力結果(「活用の願望」「活用の意思」「評価・活用する決意」に関するキーワード)の出現状況を把握することが有効であることが分かった。

Report

(1 results)
  • 2011 Annual Research Report
  • Research Products

    (1 results)

All 2011

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] 「技術の評価と活用」における学習評価2011

    • Author(s)
      尾崎誠・中村祐治・渡邊茂一
    • Organizer
      日本産業技術教育学会第54回全国大会
    • Place of Presentation
      宇都宮大学
    • Year and Date
      2011-08-28
    • Related Report
      2011 Annual Research Report

URL: 

Published: 2011-04-06   Modified: 2020-05-15  

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