小麦胚芽無細胞タンパク質合成系を活用した高等学校生物における分子生物学実験の開発
Project/Area Number |
23909018
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
教科教育学Ⅱ(理科系)
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Research Institution | 群馬県立渋川女子高等学校 |
Principal Investigator |
片山 豪 群馬県立渋川女子高等学校, 教諭
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Project Period (FY) |
2011
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2011)
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Budget Amount *help |
¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 2011: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
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Keywords | セントラルドグマ / 無細胞タンパク質合成系 / 高等学校生物実験 |
Research Abstract |
○研究目的:新教育課程「生物基礎」、「生物」の新たな分子生物学実験を開発すること及び開発した実験の普及システムを確立する。 ○研究の方法と成果: A教材開発 1セントラルドグマを理解させる探究活動の研究(「生物基礎」) 高校教員対象のデモンストレーション実験や研究授業を行なった結果、実験をもっと簡便化する必要があるとの指摘を受けた。それを受けて、生徒用プロトコールを改善し、教師用解説も加え『「生物基礎」の観察・実験指導』(群馬県高等学校教育研究会生物部会,2012年5月中旬発行予定)に掲載した。 2遺伝情報の変化を理解させる探究活動の研究(「生物」) 遺伝子の組換えや実施できなかった。 3高校生物において今後導入が予想される新たな分子生物学実験の開発 癌細胞と正常細胞を用いて、高校生にマイクロRNAのメチル化サイトを確認する実験を行わせることができた。しかし、小麦胚芽無細胞タンパク質合成系を用いたコドン優先やエピジェネティクスを学習するための分子生物学実験を開発することはできなかった。 4無細胞タンパク質合成系の簡便法の研究 身近な材料から,タンパク質を合成する安価で簡便な方法を見出すことはできなかった。 B普及システムの開発 群馬県においては9月28日、大阪府においては3月10,11日でデモ実験を行うことができた。他校に試薬を提供したり、マイクロピペットをレンタルしたりすることができた。マイクロピペットのレンタル業務を公務の合間に行うことが不可能であったため広く公開できなかった。 前述の『「生物基礎」の観察・実験指導』に掲載した実験プロトコールを参考にして、近日中にクラスキットを発売する予定である。
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Report
(1 results)
Research Products
(3 results)