Project/Area Number |
23909046
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
教科教育学Ⅱ(理科系)
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Research Institution | Wakayama University |
Principal Investigator |
矢野 充博 和歌山大学, 教育学部附属小学校, 教員
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Project Period (FY) |
2011
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2011)
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Budget Amount *help |
¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 2011: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
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Keywords | iPod touch / 生徒主体 / 中学校理科 |
Research Abstract |
1、研究目的 一昨年度からタブレットPCをグループで活用しているが,個人の意見や考えを拾い上げることに課題があった。今回40台のiPod touchを生徒一人一人に使用させたとき、中学校2年生の理科の授業において、どのような活用方法・効果があるのかについての検証を行った。 2、研究方法 (1)生徒一人一人にiPod touchを渡して、動物園で好きな動物のスケッチをさせながら特徴をレポートに詳細に記述させた。 (2)Twitterを活用して、クイズ形式でグループや個人で解答させたり、授業中に自由なタイミングで意見や疑問に思うことをTweetさせた。 (3)情報教室ではなく、普通教室にて調べ学習のツールとして活用して、歴史上の科学者の功績、天気の疑問、元素の性質などについて調べさせてレポートを書かせた。 3、研究成果 スタンドアローンとしての使い方として、iPod touchを動き回る動物をスケッチする場面で使用した。カメラ機能を有効活用できスケッチやその特徴を記した文章が従来のものよりも詳細に書けていてレポートが充実していた。また、ネットワークを活用した方法として、Twitterを利用すれば授業中にスピーディーに生徒の考えやノートに書いた図や絵を全員で見て生徒自身に説明させることができた。さらに授業中に自由にコメントを書き込ませて、教師がその小さな疑問を拾いながら授業を進めることで、生徒自身の授業への参加の姿勢が非常に積極的になった。無線LAN環境下であれば普通教室でも、情報教室に移動しなくても手軽に調べることができる。一人一台あることで、生徒が主体的に興味のある事柄を調べる事ができた。
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