Project/Area Number |
23909055
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
教科教育学Ⅱ(理科系)
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Research Institution | 蒲郡市生命の海科学館 |
Principal Investigator |
川上 昭吾 蒲郡市生命の海科学館, 館長
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Project Period (FY) |
2011
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2011)
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Budget Amount *help |
¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 2011: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
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Keywords | 科学館の理科授業利用 / 蒲郡市生命の海科学館 / オンタリオ博物館 |
Research Abstract |
1(目的)研究代表者が勤務する「蒲郡市生命(いのち)の海科学館」を理科授業で利用するカリキュラムを開発することを目的とした。 2(成果1)愛知県のコア・サイエンス・テーチャー16名(小学校6名、中学校10名)の協力を得て、当館を小、中学校理科授業に利用するカリキュラムを16種類の理科の指導案として作成することができた。 この指導案に基づき、学芸員が中学校で訪問授業を実施した。生徒には好評であった。 3(成果2)理科教員43名に当館を理科授業に使うことについてアンケート調査を行った。また、愛知県内の11名の教員に「理科カリキュラム評価委員」を委嘱し、意見を聴取した。 その結果は以下のようである。 (1)この科学館は理科の授業に有効に利用できる。 (2)しかし、来館のための時間と経費が必要であることを鑑みると、理科の授業時間内で活用することは難しい。 (3)学芸員が学校を訪問して実施する授業は有効である。 (4)この科学館は、理科の教員の研修に利用すれば、非常に有効である。 (5)発展学習や自主学習の場として使うことができる。 4(成果3)当館のメーン展示がバージェス頁岩化石であることから、バージェス頁岩化石を産したカナダにおける科学館展示方法のあり方を理解する目的で、トロント市にあるロイヤル・オンタリオ博物館の調査を行った。 バックヤードにはバージェス化石の巨大な蓄積があるにもかかわらず、展示点数は35種類と少なかった。化石の展示技術は当館の方が優れていると感じた。しかし、ここでバージェス頁岩の発見史を解説していたことは参考になった。また、子どもの体験コーナーで化石発掘をさせ、化石に興味を持たせる展示は、学校利用のあり方として非常に参考になった。
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Report
(1 results)
Research Products
(5 results)