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家庭・学校の連携を基盤とした情報モラル講演会の開発と評価

Research Project

Project/Area Number 23910011
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 教育工学
Research Institution多治見市教育研究所

Principal Investigator

酒井 統康  多治見市教育研究所, 指導主事/公務員

Project Period (FY) 2011
Project Status Completed (Fiscal Year 2011)
Budget Amount *help
¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 2011: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Keywords情報モラル講演会 / 家庭との連携 / 情報モラル教育
Research Abstract

毎年,多くの児童生徒が,インターネットや携帯電話による被害を受けている.学校での児童生徒への啓発はもちろんのこと,保護者への啓発も重要となる.しかし,保護者向けの情報モラル講演への出席率は必ずしも高くはないことや,具体的にどのようなルールをどんな形で子どもたちと一緒に作ればよいかが分からないと答える保護者が多いことが課題としてあげられる.そこで,保護者が聞きたい内容は何か,来られない理由は何かなど,保護者の情報モラル講演会への意識を詳細に分析することが,家庭での惰報モラル教育,具体的には,家庭でのルール作りに寄与するのではないかと考えた.本研究の目的は,情報モラル講演会への保護者意識を分析し,出席者のニーズにこたえた講演内容の在り方を検討すると共に,来られない保護者の理由や傾向を調べ,家庭のルール作りをするためのきっかけとなる情報モラル講演会の開発と評価を,実践を通して検証しようとすることにある.
まず,保護者が情報モラル講演会に対して希望する内容を調査した.保護者を,(1)講演会に参加できる(2)参加したかったが,参加できない(3)参加できない(情報モラルには興味がある)(4)参加できない(情報モラルは興味がない)という4つのグループに分け,それぞれにおける意識を分析した.(1)に該当する保護者は,情報モラルに対する意識が高く,今後も,児童へ積極的に,携帯電謡やインターネットに関わる指導を行ってくれることが予想される.そこで,本研究では,(2)(3)の保護者へ焦点を当て,情報モラル講演会へ出席してもらうための方策を練った.(2)(3)に該当する保護者は,(4)に該当する保護者と比べて,1:保護者が知っておくべき法令2:保護者が指導すべき内容3:個人情報公開の危険性4:トラブルの相談窓口5:トラブルへの対処法6:トラブルに巻き込まれないための対処法について知りたいという知見が得られた.こうした保護者のニーズを踏まえた内容を,講演会前に配付する案内文書に位置付けると共に,従来の講演内容の改善を図った.具体的な改善点は相談窓口の具体化,トラブル発生時の子どもの様子,家庭のルールのつくりかたといったものである.こうした改善を踏まえ,情報モラル講演会を実施したところ,前年度同期に行った情報モラル講演会と比べ,約4倍の出席者があった.また,事後調査から,参加した保護者の情報モラルへの興味関心が高まり,親子で携帯電話の使い方などについて話し合ったという回答が約1/3程度,保護者同士で情報モラルについて話し合った回答が約5割あった.

Report

(1 results)
  • 2011 Annual Research Report

Research Products

(1 results)

All 2011

All Presentation

  • [Presentation] 保護者のニーズを考慮した保護者向け情報モラル講演会の企画と評価2011

    • Author(s)
      酒井統康
    • Organizer
      教育工学会
    • Place of Presentation
      首都大学東京
    • Year and Date
      2011-09-18
    • Related Report
      2011 Annual Research Report

URL: 

Published: 2011-04-05   Modified: 2016-04-21  

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