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熟達教師に学ぶべき机間指導の技術

Research Project

Project/Area Number 23910035
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 教育工学
Research Institution株式会社エリジオン

Principal Investigator

乾 義文  株式会社エリジオン, 会社員

Project Period (FY) 2011
Project Status Completed (Fiscal Year 2011)
Budget Amount *help
¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 2011: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Keywords机間指導 / 教師教育 / システム開発
Research Abstract

初任教師は授業を通じた子どもとの関わり方について困難を覚えており、本研究ではその中でも机間指導に着目し、熟達教師と共に振り返りを行うことで指導力を向上させられるようなシステムの開発を目標とした。そのために、どのような観点から指導内容を確認すべきかが経験のない教師にとっては分かりにくい、記録した映像から目的の場面を呼び出すには手間がかかる、などといった振り返りを行う際の課題を解決すべく、教師の教室内の移動の軌跡を視覚化してその場面に対応する映像を呼び出せるようなソフトウェアを開発した。
具体的には教室全体を撮影した映像から教師の位置を認識し、教師の視点からの映像と結び付けて、移動の軌跡からその時点での指導内容を確認することを可能にした。これにより、授業を振り返る際に各生徒に対してどのような指導をしているかという視点を提案することができた。加えて、指定した場面に対応する指導が確認できるということで、机間指導の効率的な振り返り方法についても示すことができた。
実際にその効果を測るため、小学校の教育実習生とその指導教員のペアに対して同じ学級で同じ科目の授業を複数回行い、その様子を記録して共に振り返りを行ってもらった。その際、教育実習生は自分の移動の様子から改善について意識したという感想を持っており、本システムが振り返りの際に着目すべき有効な観点を提示できたと言える。また、特定の児童に対する指導を確認する際にもすぐにその場面を確認することができ、効率な振り返りを支援することができた。熟達教師と実習生の机間指導の様子を比較すると、熟達教師は教室内を広く巡視しており指導が必要と思われる児童のところ滞留していることが移動の軌跡に顕著に表れており、児童に対する声かけも多く実施していることが分かった。
今後、デジタル教科書教材協議会(DiTT)の実証研究「新任教師の育成を目的としたデジタル授業書の開発」に於いてもその有効性を確認する予定である。
本研究の成果は2011年12月の教育工学研究会で発表を行った。

Report

(1 results)
  • 2011 Annual Research Report
  • Research Products

    (1 results)

All 2011

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] 机間指導の振り返りを支援するシステムの開発2011

    • Author(s)
      乾義文
    • Organizer
      教育工学研究会
    • Place of Presentation
      かんぽの宿熱海
    • Year and Date
      2011-12-08
    • Related Report
      2011 Annual Research Report

URL: 

Published: 2011-04-06   Modified: 2016-04-21  

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